43日目、コンクールを聴きに行った

 急遽、田中さんとコンクールを聞きに行くことになった〜!


 見たのは、小学生の部と、ユースの部。


 曲もゆっくり聴きたかったけど、指揮をよく見るようにした。


♪歌の入り切り、盛り上がりと指揮が合うとカッコいい!


♪同じ指揮者でも、曲によって指揮が違った。

 例えば、わらべ唄のときは、真っ直ぐ立って動きのない感じだった人が、次の元気な曲のときは、足を片一歩前に出してよく歩いたりしていた。

 滑らかな指揮で変わらない人もいた。


♪歌の緩急でゾクゾクする!

 クレッシェンド、デクレッシェンド? って大事だなぁと思い知らされた。

 三善アクセントって田中さんが言っていたやつ好き。

 一瞬うわああって世界が広がる感じが好き。

 あとあと、出だしが綺麗だと鳥肌が立つ!


♪並び方で見栄えが変わる

 背の高い人が、一番後ろの段の真ん中にいると目立って気になった。

 逆に身長の低い人が最前列の段のないところにいて、ピアノに隠れて見えなくなっていた。

 小さなことか、または歌には関係のないことかもしれないけど、ぱっと見綺麗だといいなぁって思った。

 あと、並び方は、となりに並ぶ人との声の相性も考えなくちゃいけないって言ってた。そんなのあるんだ。

 曲によって並び方を変えているのは、そういう面もあるのかなぁと。


♪指揮台に乗る、乗らない

 単に指揮者の身長の問題なのかなーと思っていたら、そうでもなさそうに見えた。

 好みなのかな?

 あと、よく身体を乗り出したり足を踏み出したり歩いたりする指揮者は、指揮台なかった。そうだよね。



 ぐうぜん、阪田くんにも会った!

 小学生の弟が出演していたらしい!

 田中さんと阪田くんが今日の演奏や結果について語り合っていた。

 阪田くんの弟の学校は銀賞だった。

 これに対し阪田くんは「綺麗に歌っていたし、小学生の限界を超える演奏だった! 金賞でもよかったのでは!」と熱弁し、

 田中さんは「面白みや元気さのない演奏だった。歌わされている感じがする」と批評。

 う〜ん。どっちも分かるような……分からないような。

 すごく綺麗だった!ってことは書き留めておく。


 クラスだと……楽しめた方がいいから、綺麗さより「歌わされていない」「楽しそう」の方を目指すのかなぁ。

 その辺は田中さんたちの方が知っていそうだけど。笑

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

合唱指揮する日記 武上 晴生 @haru_takeue

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ