〔BL〕ねこたといぬみやのおいしい生活

洸 。

第1話

ふああ、


おおきな欠伸をして、伸びをする。


隣で寝ているのは、

僕の彼氏の猫田くんだ。


うーん、

今日は2人ともすることがないし、

ゆっくりしようか、

なんて 話してたんだっけ。


「奏くん、朝だよ〜?」


話しかけてみても、

もう9時だよ、なんて

時間を言ってみても、


全くもって、起きそうにない。


よし、ごはんをつくってあげよう。


「おやすみ。」


と、声を掛けてから


ベットから出た。


今は、顔を洗ったり、

歯磨きをしたりしている。


そういえば、余談なのだが、

奏くんは、

お昼寝をしていても、

夜の本気寝でも、


確実に1度では起きないし、

8時間以上は、寝る。


いつもは バイトがあるから

頑張って7時起きだが、

こうやって、


ゆっくり出来る休日では、

いつも10時くらいに起きてくる。


そんな間に、9時20分。


奏くんが買ってくれた、

ポッケからわんちゃんが

ひょっこりしている

エプロン。


腰に結んで、

くいくい と 整える。


「おいしくできますようにっ」


そんな独り言を

静かな空気に残しながら、


冷蔵庫の扉を開いた。

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