第211話 山賊

 ウェストラル王国に来て二十五日程。


 昨日までシーバース達がいたので遊び呆けていたのだが、三日前にカミンから人間領に戻って来たとの連絡をもらっている。

 だとすればそろそろゼス王国に向かわなくてはならないだろう。


 本来であれば超級魔獣に挑む予定ではあったのだが、ウェストラルで語られる超級魔獣は国王が倒したファーブニルと、千尋達が倒したメルビレイもその巨大さから超級魔獣認定を受けている。

 そしてまだ討伐していないのが伝説の超級魔獣シィサーペント、海洋魔獣から進化したというデーモンが残っているが、どちらも二〜三日探したところでこの広大な海ではそう簡単には見つからないそうだ。


 やむを得ずゼス王国へと出発する事を決める。




「それじゃあニコラス、ウルハ、エイミーは要請があるまでウェストラルで待機。もし他国が魔族との抗争になった場合にはミューランとハリーを連れて応援に向かってくれ。指揮は全てニコラスに任せる」


「「「はっ! 仰せのままに!」」」


 ロビーで片膝をつき朱王の指示を受けるニコラス達。

 朱王にとってカミン達同様クリムゾン組織内の別働隊だ。

 とはいえ要請があるまでは待機となる為、いつもの朱王邸の管理をしながら休日には遊んでいられる。

 ここ最近では国王達も遊びに来るのでその接待もあるが、それ程畏まる必要もないだろう。

 いつものように接するだけである。


「ミューランとハリーは牢獄がいっぱいで忙しいだろうけど頑張ってね。しっかり休暇をとりながら無理しない程度に」


「「お心遣い感謝します」」


 ジェイソン派閥の反乱軍に続いてクラークメンバーと、犯罪者で牢獄が溢れかえっているような状態だ。

 全員の罪が確定するまでは取り調べを徹底的に行う必要があるだろう。

 ジェイソン派閥であったとはいえ利用されただけの者もいるはずだ。


「セルカ部隊は王国の裏の調査をよろしく頼む。内政をある程度整えたとはいえまだ不安はあるからね。欲に眩む者もいないとは限らないし、ウェストラル国王を陰ながら支えてやってくれ」


「お任せください朱王様」


 天井から聞こえてくるセルカの声。

 暗部として隠れたまま指示を受ける。


「あとはリナ、ユフィ、シェリルは店や子供達の事頼んだよ。テレビ局についても難しいだろうが頑張ってほしい。んー…… それと何か忘れてるような?」


「皆さん精霊魔導師になりたいんですよ。訓練した甲斐あって魔力練度も充分だと思います!」


 ミリーが覚えていたようだ。

 練度が充分と聞いて嬉しそうな表情を見せるリナ達。


「そうだった。千尋君お願いしてもいいかい?」


「わかったー! じゃあみんな武器持って来てねー」


 リナ達は部屋へと走って行き、千尋とリゼ、アイリで強化してくれるようだ。




 そして持って来た武器。

 リナはスタッフ、ユフィはロッド、そしてシェリルはミリーと同じようにメイスと、刃のない打撃武器を購入していた。

 精霊魔導であれば遠距離、しかしエンチャントによる魔導であれば近接が優位だとは思うのだが、武器が扱えないから打撃武器でいいとの事。


 リナが水属性、ユフィが風属性を選択し、シェリルはヒーラーという事もあってミリーと同じ火属性とした。

 ヒーラーの魔力を爆炎として発動する事が出来なかったシェリルだが、サラマンダーと契約した事により魔力に着火、爆発が出来るようになった。

 威力はそれ程高くないものの、今後訓練次第では他の魔法を凌ぐ程の魔法となるかもしれない。




 前日のうちに国王達にも出発を伝えていたが、午前中は忙しい為見送りには来れない。

 貴族達が国王の元に大量の書類を持ってくる為身動きが取れないのだ。


 王子王女達もその手伝いとなるが、せめて仲のよくなった二人だけでも見送りに向かわせたいとルイン王女とエイラ王女が邸にやって来た。

 二人ともエレクトラやリゼと仲良くなっており、リルフォンで会えるからと今後も連絡を取り合うようだ。


 王子達からは見送りに行けずにすまないと詫びの連絡をもらったが、また会いに来ると告げて仕事を続けてもらう。




 車に荷物やお土産、大量に購入した衣類を積んで出発だ。

 何故こんなに衣類を買ったのだろうとも思ったが、ザウス王国の友人女性達へのお土産に購入したとの事。

 今後全王国へ展開する予定なのだが、先取り出来たら最高じゃないかと言われれば納得だ。


「じゃあまた遊びに来るからね!」


「いろいろ楽しかった! ありがとーーー!!」


「「「「「「いってらっしゃいませ!」」」」」」


「「お気をつけて」」


 手を振りながら走り去る車。

 車を追ってエイラ王女が駆け出す姿を見てリゼが涙を流していた。


 貴族街の道には聖騎士達、騎士達、そして朱王がリルフォンを渡したであろう貴族達が立っており、手を振りながら丘を下って行く。

 市民街の方へと向かうが寄り道はせずそのまま街道へと出て速度を上げる。


 まずは北へと向かい、ベンスの街を目指す。

 ベンスの街からは東と南東へと抜ける街道があり、南東へ向かうとザウス王国へ、東に向かうとゼス王国へと道が続いている。

 ウェストラル王国からゼス王国までは走り通しで夕方までは到着できるだろうという事で、ベンスの街は通り過ぎるだけの予定だ。




 蒼真が運転しておよそ一時間程度でベンスの街に到着し、千尋と運転を代わって東の街道を進む。

 東の街道とはいうものの、実際に向かっている方角は東北東。

 北緯で考えればこの地点ではまだゼス王国よりも南に位置する。

 それでも曲がりくねった道ではなく、しっかりと整備された直線道路だ。

 ウェストラル王国で獲れた魚をゼス王国に卸す為だろうと考えられる。


 舗装された道ではないとはいえ、整備された街道は走りやすくスピードを上げて走り続ける。




 その後も一時間程で朱王と運転を代わり、また蒼真が運転していた時に、前方で戦闘をしている集団と複数の竜車が見えた。

 そろそろ昼食時だというのにトラブルで停止する事になるとは……

 車を停めて様子を見に行く。


 戦闘しているのはウェストラル王国からの行商の一団と山賊達。

 行商側は冒険者の護衛を十人程頼んでいたようだが山賊側はおよそ三十人。

 冒険者達は必死で戦っているが山賊側は遊び感覚で嬲っている。

 多勢に無勢では冒険者といえど勝ち目はない。


「なんか面白そうなのが来たね…… いいかいお前達! そいつらは散々痛めつけてから殺すんだ!」


「「「へい!」」」


 山賊の頭だろうか。

 見た目の良くない大きな女が指示を出す。

 そして半数の仲間を従えて、戦斧を担いでこちらに近づいて来る。


 不機嫌そうな朱王だが女の山賊の場合は手加減をしてやるのかは不明だ。


「ほほぉ…… 随分とツラの良い連中だねぇ。男共はアタイが頂くとして女共は高く売れそうだ。ガキは要らねぇから殺しちまうかぁ」


 全身に怖気が走る千尋と蒼真。

 そして不機嫌そうな朱王がすごく嫌そうな顔に変わった。


「朱王さんどうする? 山賊だし殺すとか言ってくるけど」


「んー、山賊なら死罪は確定だけど聞きたい事があるから生かしておこうか。とりあえず制圧かなー」


「おっけー! じゃあミリーとエレクトラは向こうの怪我人よろしく! こっちのは誰がやる?」


「まっかせて下さい! 行きますよエレクトラさん!」


「はい!!」


 行商達の元へと一気に駆け出すミリーとエレクトラ。

 山賊程度に苦戦する二人ではないだろう。


「ああん!? お前男か!? 綺麗な女みてーな顔した男かよ! こりゃあまた楽しみだ!」


 じゅるりと舌舐めずりする大女。

 顔を歪めてダラダラと涎を垂らす。


「ね、ねぇ…… オレあれ無理…… 誰かお願い」


「オレも嫌だな。菌が凄そうだ……」


 大概蒼真も酷い事を言う。


「千尋は私が守るわっ!」


「蒼真さんは私が守りますっ!」


「我の事も守って欲しいのぉ」


 朱雀の発言に鼻を押さえるリゼ。

 もしかしたら朱雀のセリフを千尋に置き換えて想像したのかもしれない。


 鼻を押さえたままリゼは水魔法を発動し、山賊達に水を掛けて全身を濡らす。

 そこにアイリからの雷魔法で山賊全員が感電して卒倒した。


 ミリーとエレクトラもすでに勝敗は決したようだ。

 エレクトラの峰打ちが意識を刈り取り、ミリーは山賊に構わず冒険者達の回復にあたる。

 滅多刺しにされて命尽きようかという瞬間だった者を最優先として全力の回復魔法を発動。

 その間範囲の回復で嬲られていた冒険者達も癒していく。




 さて、山賊が朱王にとって許せない事を言っていた。

 それを確認しなければならないだろう。

 少し気持ち悪いが山賊の大女を叩き起こす。


「ねぇ。君、女を高く売れそうだって言ったよね。誰に売ってるのかな?」


「はん! 誰が教えてやぶふぇっ!!」


「いいから答えろ」


 拳で殴る朱王は女にも容赦はしないようだ。


「朱王さん。あまり見てて気分の良いもんじゃないから殴るのはやめてくれないか」


 蒼真が怒れる朱王に話しかけ、朱王は蒼真の見せる優しさに考えを改めようと大女から手を離す。

 だがしかし、蒼真は暴力を振るう事が気分を害しているのではない。

 殴られて醜い顔を晒す大女を見て気分が悪くなっていただけだ。


「あそこでついさっきまで嬲られていた冒険者達がいるんだし、彼等の記憶をこいつ等に植え付けてやればいいんじゃない?」


「なるほど! 自分達がした事をそのままそっくり受けられるんだね! 頭いいね千尋君!!」


 嬉しそうにミリーが回復する冒険者達の元へと近寄り、嬲られた記憶を全員分引き出して魔石に保存。

 連続再生も組み込んで山賊の人数分をコピー。

 額に当てて再生させると魔石が消えて、脳内にこれから起こる記憶として刻み込まれる。

 意識を失っていた山賊達も絶叫と共に目を覚まして苦しみ出す。

 あとは役所や騎士屯所に引き渡すまではこのままでもいいだろう。




 回復を終えた冒険者達と、肩を矢で射られていた行商のおじさん。

 ゼス王国からベンスの街に帰る途中で山賊に襲われたそうだ。

 行きに襲われなかったのは大量の魚を手に入れても金にならないからだろう。


 竜車も空荷という事で縛られた山賊達を荷台に積み込む。

 冒険者を交代で見張りにつかせ、ベンスの街の騎士に引き渡してもらう事にした。


 そして行商のおじさんからは一つ情報をもらっている。

 数日前まで十日程に渡って雪が降ったせいで街道の途中からは雪道となるそうだ。

 それ程雪は深くないが、寒くなるから暖かくして向かうようにとの事だった。

 まあそれも耐寒装備を羽織れば問題ないし、車の中は温度も一定で快適だ。

 全く問題はないだろう。


 一度停車したのだし、この場で昼食の弁当を食べる事にしよう。

 景色も何も楽しめる場所ではないが仕方がない。

 街道にレジャーシートを敷いてベイロンが作った美味しい弁当を食べ、コーヒーや紅茶を楽しんだら出発だ。






 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




 現在の設定


 名前:姫野千尋ひめのちひろ

 年齢:18歳

 レベル:10

 魔力量:163,524ガルド

 冒険者ランク:ゴールド

 魔力色:黄色

 魔力球:1,000ガルド×52個


【武器】

 魔剣エクスカリバー

   魔力量:4,500ガルド

   エンチャント:魔力量2,000ガルド

   精霊:バハムート(エン)

   下級魔法陣:グランド

 魔剣カラドボルグ

   魔力量:4,500ガルド

   エンチャント:魔力量2,000ガルド

   精霊:ベヒモス(ガク)

   下級魔法陣:グランド

 ベルゼブブ

   エンチャント:魔力量2,000ガルド

   上級魔法陣:インプロージョン

 インヴィ

   エンチャント:魔力量2,000ガルド

   上級魔法陣:アース

 エンヴィ

   エンチャント:魔力量2,000ガルド

   上級魔法陣:グラビトン




 名前:高宮蒼真たかみやそうま

 年齢:18歳

 レベル:10

 魔力量:190,325ガルド

 冒険者ランク:ゴールド

 魔力色:青色から淡くなるグラデーション


【武器】

 精霊刀乱嵐らんらん

   魔力量:6,000ガルド

   精霊:ジン(ラン)

 魔鞘

   魔力量:2,000ガルド

   エンチャント:抜刀

   下級魔法陣:ウィンド

 ミスリル製バックル

   エンチャント:魔力量2,000ガルド

   上級魔法陣:エアリアル




 名前:ミリー=アルヴレヒツベルガー

 年齢:18歳

 レベル:10

 魔力量:91,964ガルド

 冒険者ランク:ゴールド

 魔力色:七色


【武器】

 ミルニル

   魔力量:4,000ガルド

   エンチャント:爆炎

   半精霊:火竜 (ホムラ)

   下級魔法陣:ファイア

 貴族用ドロップ(伝説の逸品)

   エンチャント:魔力量2,000ガルド

   上級魔法陣:エクスプロージョン




 名前:リゼ=フィオレンティーノ

 年齢:17歳

 レベル:10

 魔力量:115,106ガルド

 冒険者ランク:ゴールド

 魔力色:ピンク


【武器】

 魔剣ルシファー

   魔力量:1,000ガルド(先端)

       500ガルド(二枚目)

       250ガルド×18枚

       計6,000ガルド

   エンチャント:隣り合う部品を魔力で繋ぐ

   精霊:フラウ(リッカ)

   精霊:ウィンディーネ(シズク)

   下級魔法陣:アイス

   下級魔法陣:ウォーター

   上級魔法陣:ブリザード

 鞘カスタム(ミスリル装飾追加)

   魔力量:1,500ガルド

   エンチャント:抜刀

 貴族用ドロップ(伝説の逸品)

   エンチャント:魔力量2,000ガルド

   上級魔法陣:アクア




 名前:緋咲朱王ひざきすおう

 年齢:28歳

 レベル:7

 魔力量:270,649ガルド

 職業:商人

 魔力色:魔力低(緑色) 魔力高(赤色)


【武器】

 妖刀 朱雀丸すざくまる

   魔力量:8,000ガルド

   エンチャント:火焔

   精霊:フェニックス(朱雀)

   下級魔法陣:ファイア

 魔鞘

   魔力量:5,000ガルド

   エンチャント:抜刀

   上級魔法陣:インフェルノ




 名前:アイリ=ミア

 年齢:18歳

 レベル:10

 魔力量:75,313ガルド

 冒険者ランク:パープル

 魔力色:紫色


【武器】

 魔剣クラウ

   魔力量:3,500ガルド

   エンチャント:迅雷

   精霊:ヴォルト(イザナギ)

   下級魔法陣:サンダー

 魔剣ソラス

   魔力量:3,500ガルド

   エンチャント:迅雷

 精霊:ヴォルト(イザナミ)

   下級魔法陣:サンダー

 貴族用ドロップ(伝説の逸品)

   エンチャント:魔力量2,000ガルド

   上級魔法陣:ボルテクス




 名前:朱雀すざく

 魔力量:132,683ガルド

 魔力色:赤色と紫色のグラデーション


【武器】

 ジェイド

   エンチャント:魔力量2,000ガルド

   上級魔法陣:インフェルノ




 名前:エレクトラ=ノーリス

 年齢:20歳

 レベル:10

 魔力量:78,016ガルド

 職業:ノーリス王国王女

 魔力色:桜色


【武器】

 妖刀夜桜よざくら

   魔力量:3,000ガルド

   エンチャント:暴風

   精霊:シルフ(ルーシー)

   下級魔法陣:ウィンド

 魔鞘

   魔力量:2,000ガルド

   エンチャント:抜刀

 貴族用ドロップ

   エンチャント:魔力量2,000ガルド

   上級魔法陣:エアリアル




 名前:ニコラス=ガルブレイズ

 年齢:61歳

 レベル:10

 魔力量:131,446ガルド

 職業:ウェストラル朱王邸執事

 魔力色:天色


【武器】

 魔剣ラーグルフ

   魔力量:4,200ガルド

   エンチャント:迅雷

   精霊:ヴォルト

   下級魔法陣:サンダー

 魔鞘

   魔力量:1,500ガルド

   エンチャント:刺突

 貴族用ドロップ

   エンチャント:魔力量2,000ガルド

   上級魔法陣:ボルテクス




 名前:ウルハ

 年齢:20歳

 レベル:10

 魔力量:76,351ガルド

 職業:ウェストラル朱王邸使用人

 魔力色:青色


【武器】

 魔剣ベガルタ

   魔力量:3,000ガルド

   エンチャント:暴水

   精霊:ウィンディーネ

   下級魔法陣:ウォーター

 魔鞘

   魔力量:1,500ガルド

   エンチャント:刺突

 貴族用ドロップ

   エンチャント:魔力量2,000ガルド

   下級魔法陣:アクア




 名前:エイミー

 年齢:20歳

 レベル:10

 魔力量:71,426ガルド

 職業:ウェストラル朱王邸使用人

 魔力色:白色


【武器】

 魔剣ヴォーパル

   エンチャント:暴風

   精霊:シルフ

   下級魔法陣:ウィンド

 魔鞘

   魔力量:1,500ガルド

   エンチャント:刺突

 貴族用ドロップ

   エンチャント:魔力量2,000ガルド

   上級魔法陣:エアリアル




 名前:ハロルド=ウェストラル

 年齢:42歳

 レベル:10

 魔力量:88,473ガルド

 職業:ウェストラル王国国王

 魔力色:青色


【武器】

 聖剣フロッティ

   魔力量:3,500ガルド

   エンチャント:暴水

   精霊:ウィンディーネ(コーアン)

   下級魔法陣:ウォーター

 貴族用ドロップ

   エンチャント:魔力量2,000ガルド

   上級魔法陣:アクア




 名前:シルヴィア=ガルブレイズ

 年齢:25歳

 レベル:10

 魔力量:76,486ガルド

 職業:ウェストラル王国聖騎士長

 魔力色:月白


【武器】

 魔剣オルナ

   魔力量:4,000ガルド

   エンチャント:迅雷

   精霊:ヴォルト

   下級魔法陣:サンダー

 貴族用ドロップ

   エンチャント:魔力量2,000ガルド

   上級魔法陣:ボルテクス




 名前:ミューラン

 年齢:19歳

 レベル:10

 魔力量:68,466ガルド

 職業:ウェストラル支部隊長

 魔力色:白緑色


【武器】

 ミスリル製両手直剣

   エンチャント:魔力量2,000ガルド

   精霊:ヴォルト

   下級魔法陣:サンダー

 貴族用ドロップ

   エンチャント:魔力量2,000ガルド

   上級魔法陣:ボルテクス




 名前:ハリー=クリムゾン

 年齢:19歳

 レベル:10

 魔力量:67,638ガルド

 職業:ウェストラル王国聖騎士


【武器】

 ミスリル製剣槍

   エンチャント:魔力量2,000ガルド

   精霊:サラマンダー

   下級魔法陣:ファイア

 貴族用ドロップ

   エンチャント:魔力量2,000ガルド

   上級魔法陣:インフェルノ




 名前:クロエ

 年齢:24歳

 レベル:10

 魔力量:71,032ガルド

 職業:ウェストラル王国聖騎士


【武器】

 ミスリル製ダガー

   エンチャント:魔力量2,000ガルド

   精霊:フラウ

   下級魔法陣:アイス

 ミスリル製ダガー

   エンチャント:魔力量2,000ガルド

   精霊:フラウ

   下級魔法陣:アイス

 貴族用ドロップ

   エンチャント:魔力量2,000ガルド

   上級魔法陣:ブリザード

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