部活に越させたい先輩と部活に行きたくない俺の攻防戦日記
アルディーノ
一章 入部編
第1話 拉致されたんだがどうしょう?
俺は入学したての高校一年生だ。名前は
今、俺は危険な状況にいる。どんな状況にいるかというと、女子二人に囲まれている。もっと、詳しく言うとイスに縛り付けられている。
「早くここにサインして、そしたら今日は開放してあげるわ。」
そう言ったのは、身長が高くてモデルの様なスタイルをした美人な人だ。
コイツの名前は誰でも知っている。何故知っているかって?
100人に告白されて全員振ったという伝説があるからだ。
名前は確か
もう一人の容姿は、小学三年生と言われても信じてしまいそうになる容姿だ。
もちろん、かわいい。名前は
どちらも高校二年生らしい。
今の状況になった理由は今思っても不思議だ。ていうか犯罪じゃない?この状況。
まぁいい、でこの状況になった理由は数時間前に遡る......。
入学式が終わり数日が過ぎた今日、授業も終わり俺は家に帰ろうとしたが誰かが話しかけてきた。
「おい、今日は部活動を見学しに行こうぜ。」
そう言ってきたのは俺のたった一人の友達だ。名前は
「見るだけならいいぞ、見るだけなら。」
する事もなかったので了承した。
「おう、それでいいから行こうぜ。」
そうまことが言い、部室棟まで歩きはじめた。
この高校は部活に力を入れており部活専用の部屋だけで50部屋以上ある。
もちろん、部活も強く運動部はスパルタで、文化部からはいつも先生の叫び声が聞こえる。マジで怖い。
俺はふと気になったことを聞いた。
「何故、まことは部活を見に行くんだ?いくらでも勧誘されるだろ?」
「理由?それはお前がひましていたからだな。」
「何故、俺?まぁいいや、早く見に行こうぜ。」
そうやって部活を見て回った。まずは美術部、次は英語部など文化部を中心に見て回った。ていうか、まことへの勧誘がマジで激しい。近くにいる俺も巻き込まれた。つ、疲れた......。
そして大体見て終わると、
「ちょっと、トイレ行くな〜。」
そう言い、まことは行ってしまった。
一人になるとすることがなく暇だったので、近くをぶらぶら歩いていたらいきなり目の前が真っ暗になった。
袋を被せられたと気づいた頃には意識が遠くなっていった。
そして起きるとイスに縛り付けられていた。
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