第4話

 山羊を思う慈悲深い少女に惹かれた悪魔祓いの青年男性は悪魔祓いの立場を守りながら出来る範囲で協力していた。


 悪魔を逃がしたと主張する悪魔祓いから殺される寸前、悪魔に連れ去られた少女の行方を追っていた青年は悪魔祓いとして裏切りを殺す使命が有りながら、少女が見つからない事を願う不相応な感情に悩まされていた。


 仲間が悪魔の行方を突き止めて襲撃が行われた。

 迷いがある青年は襲撃の計画から外されそうだったが、出来ると言い張って参加した。

 襲撃した悪魔の住処で悪魔BとCからは逃げられたが、裏切りを捕えた。


 自分の気持ちを我慢できなかった青年は、厄を祓えない悪魔は少女を生かす為に置いて行ったと思われる事から、少女を囮にすれば悪魔を誘える可能性があると仲間を説得した。


 囮として機能しないと判断される前に悪魔を呼ばないと処刑されるが、少年に捨てられたと思う少女は、少しの期待を抱きながら長くは生きられないと考えていた。


 悪魔祓いの流した情報から監禁される少女の現状を知った少年は放置すれば厄に侵されるか処刑される少女を無視できず救出へ向かった。

 

 少女を監禁から解放した少年少女を人間に預けられないと判断して連れ去った。


 少年少女を助けやすいように動いていた青年は、悪魔祓いが支配する社会で裏切りは生きられないと判断して少女との別れを決意していた。




 終わり。

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