自分の選んだ世界のルール
暗黒騎士ハイダークネス
第1話
『ルール』
言い換えるならば、規則、規約、契約、掟・・・まぁ、その他いろいろと言い方はありますよね。
ですから、私は皆様方が考えたルールに則って、世界を進化させたいのです!
いうなれば、シュミレーションですよ、シュミレーション。
まぁ、死ねば痛いですし、次に死んだらチャンスなんてありません~神様の契約にの則って、他の方より順位の下の方は来世は下の順番に微生物にでも転生させられてしまいますかもね~いや~はっはっは~
まぁ、私らは~おぉ!なんと悲しきことか!悲劇の悪魔なのです!神の使いっぱしりで文句などを言われても仕方ありませ~ん。
でも、調子乗りすぎる方がいらっしゃるようなら、1人や2人、数十人は殺してもいいことになっておりますので、努々忘れられぬように・・・
パンッ!
さてさて!我々がここに集めた皆様方々に実験体となって、それを作り、その世界へ転生し、暮らしていただきます!
今の暮らしている世界を基に作成していますので、いきなりの訳のわからない異世界に飛ばされて、チートや化け物に襲われるなんてこともありませんし~、まぁ・・・何の危険な設定をしなければ、子どもの間は普通の人生を生きれると
保障しておきますがね。
あぁ・・・この世界、バベルの塔がなくなってから、不便でしたので、一応は戻しておきましたが、いらないという方はその右隅にある設定を押して、設定しなおしてください。
共通言語、共通文字はいや~すごく楽ですよ~我々皆様に直接魂に話しかけているので、関係ですけどね~はっはっは
さて~皆様方には、この設定の中に、どんな『ルール』でも書き加えてもらって結構。
『戦争をしない世界』
『孤児のいない世界』
『子どもを殺さない世界』
『魔法の存在する世界』
『チートが自分だけに付与される世界』
どれもどれも!!いくらでも、ルールを設定していただいて結構!!
た・だ・し・・・ルールはお互いの他のルールと反発し、矛盾を産まないようにしておかれたほうがいいですね~
反発しあうと、ルールがおかしくなってしまうか、そもそもそんなルールなどなくなったことになって、社会的な無秩序を生みだしてしまうかもしれません!!
あぁ!!!想像しただけで興奮してしまいますね!!!!
まぁ・・・我々にもどんな矛盾を産むのは分かりませんので、何が起こるかは~転生してからのお・た・の・みですね。
おや?さっそくもう転生した方がいたようですね~一番早くいったからといって、特典なんてのは用意してませんよ~
スタートラインは皆様方々一緒です~最終的にミジンコになるか、人に戻れるかの違いでしかないのですから、ふっへっへ!!あっはっはっは!!
『自分だけがチートをもらえる世界』
チート検索・・・『異世界生物を世界に付与』
被験者死亡
享年13歳 村を襲った大型魔物に幼馴染を守ろうと立ち向かったが、死亡。
「あら~残念ですね、一番最初にいったのに、チートをもらえるからといって、何もしなかったら、宝の持ち腐れでしょうに・・・それにしても、この実験はダメですね~危険生物によって、世界が退化しちゃってますね~」
『暴力のない世界』『みんなが笑顔になれる世界』
検索・・・付与『四肢切断』『麻薬注入』『不老』
享年29歳 麻薬を長年受け付けた結果脳の縮小によって、廃棄。
「暴力のない世界なんて存在しないというのに~人は争い高めあう!!!それゆえに命の輝きが愛おしいのに~はぁ~~~~そこを理解できていない人で、酷く私がっかりですね~」
『子どもが死なない世界』
検索、検索・・・付与『安産祈願』『犠牲的義務教育』
享年90歳 寿命による老衰。
「面白みのないですね~まぁ、死ぬはずだった天才が生きた世界ですか~なるほど面白いですね~ですが、その裏で望まぬ妊娠をした結果、産んで、その子どもを見ながら自分が身を削って働いて、その子どもが大人になる時、その親もまた壊れて死ぬ・・・絶望もまぁ~まぁ~ですかね~」
『魔法が使える世界』『戦争のない世界』
検索・・・『世界魔素注入』承認されました。
・・・・『四肢切断』、却下されました。
『戦争意識の排除』・・・却下されました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・『危険魔物を全国内に大量発生』・・・承認されました。
享年0歳 母体が魔物に襲われ、死亡。
『人による戦争はなくとも、魔物による生存圏への侵略はある世界だったようですね~~~さてさて、もっと面白みのある世界はないものでしょうかね~』
『アニメが三次元にでてくる世界』『自分がギャルゲの主人公になれる世界』
・・・『空想挿入を試みましたが、上位存在によりこの次元では足りなくなる可能性が示唆されたため却下されました』
・・・『次元影響が攻撃を失わせた状態で顕現させる』・・・承認されました。
付与『ハーレム主人公』
享年20歳 幼馴染に腹を包丁で刺され死亡。
「このかた・・・何十人の女性に手を出して、刺されないと思ってるってすごいことですね~~いや~!そのクズさ尊敬しちゃいますね~~アニメのキャラクターたちは裏で奴隷やら、解体しても問題ない臓器として裏で取引されているというのに、なのに~このかた、自分の設定したことを忘れていらっしゃる・・・哀れ~なんと無慈悲か!!まぁ~このかたは自分の周りだけが幸せならよかった屑だったんでしょうかね~」
『みんなが手をつなげて、笑顔になれる世界』
検索『麻薬注入』・・・錯乱状態になる時に四肢がある場合暴力に出る可能性を推察、却下されました。
・・・『武器の完全削除』・・・承認されました。
・・・『ウソツキの笑顔』・・・承認されました。
享年24歳 人間不信の末に投身自殺。
「幼女の無垢なる気持ちな純粋な願いだったんでしょうね~成長すれば、見方もすべて変わってしまうのはなんと残酷なことか!!そして、偽りに気付いた時の不信!周りに対する絶望!!なんと甘美な味わいだったでしょう!!!」
『・・・・』
ルールが設定されていません。
本当によろしいですか?
YES/NO
YES←click
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・バベルの設定を変更を確認。
・・・転生処理を行います。
「あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!!!!!!!!!!!!!!!あぁ!なんと人間は、かくも面白いものでしょうか!!」
・バベルの設定を自分だけに変更。
・転生者は18歳までの間、各国を飛び回り平和活動。
・暗殺者に何度も狙われながら、それを潜り抜け、戦争地帯へ単身乗り込む。
・ついた通り名『不死身の救世ノ聖女』
・全世界で様々な言語を話せる神と神聖視される声が相次ぐ。
・宗教の名誉教祖に就任。
・寄付金を発展途上国に直接行き渡し、賄賂など行われていないか信者が監視。
・第三次世界大戦を未然に防ぐ。
・
・WWO名誉会長に就任。
「まさか、世界をわれらの力には頼らずに、自分で変えてしまうとはね・・・いやはや、なんと興味深いですねぇ~あなたが世界を一番進化させましたね~さて~あなたは何を望みますか?教祖様」
「悪魔さん、私はただの人間ですよ。ただ悪魔の加護を頼りに世界を渡り歩いてただ小娘の声を響かせていたにすぎません」
「いやいや~御謙遜を~私なら~怖くて怖くてできませんよ~人間の体ならの話ですがね」
「ふふふ」
「あっはっはっは・・・では、あなたにプレゼントです。なんでもひとつ願いをかなえてあげましょう!不老不死?神様になる?それとも転生?さぁ~さぁ!!なんでも選択してください~まぁ、あなたの転生のように何も願わないこともできますがね」
「なら・・・・・・そう、ですね・・・では、ただ私は一つ。安らか死後だけです」
「おや?自分が育てた世界の神にだって~、生き返らせることもできるんですよ~それで本当によろしいんですか????」
「はい、もう私は死んだ身です。死人が未来ある人に口出しするのはやりすぎでしょう」
「そうですか・・・本当に残念です。はいはい~ここに契約は成りました~いや~久しぶりに同僚ができると思って、わたくし、残念で、残念で、仕方がありませんよ」
「ふふふ・・・」
「あなたに安らかな死後と、幸せな来世があることを願って」
粒子の束になって、輪廻の輪に消えていくその魂を悪魔は見送る。
「さて~今日も今日とて実験ですね~次はどんな世界と巡り合わせてくれるのでしょうかね~」
自分の選んだ世界のルール 暗黒騎士ハイダークネス @46_yuu_96
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