とても好きな短編です。まず象の描写が印象的で、そして主人公の象に対する気持ちに引き込まれ(特に「生意気ながら、初孫が出来たような気持ち」という表現が主人公の気持ちを良く表しているなと思いました)、そこからさらに展開していく物語。同題異話の最後にふさわしい作品でした。タイトルの多彩さと同じく、夢月さんの作風も多彩でした。
作者からの返信
コメントとレビュー、ありがとうございます!
今作はシリーズものだけど、初めて読む人にも分かりやすいように書いていったので、最初の方は説明っぽくなってしまったかなと思いましたが、そう言ってもらえて嬉しいです。
実際に動物園で象を見に行った甲斐がありました。
この動物園と象の家族にはモデルがいるので、私自身の実感も込められた語りになっています。
同題異話は私自身もたくさんチャレンジした作品なので、新たな可能性を広げられて楽しかったです。
オレンジ11さんの作品からも多くを学べて、大変勉強になった一年間でした。
改めまして、今までありがとうございました!
どう頑張ってもいつかは訪れる不幸、悲しいですよね。
でもそれを乗り越えて行こうとする二人の姿に、胸が熱くなりました。
ぜひ応援したくなる二人だと思いました。
作者からの返信
コメントとレビュー、ありがとうございます!
応援したくなるという嬉しい言葉、有難いです。
逃げられない悲しみないからこそ、何とか向き合おうするのだと思います。
共に進んでいくことで、二人は乗り越えていくのでしょう。