現実が仮想世界に飲み込まれた世界
志泉
比喩表現と真実を折り曲げてます。
巷で、新しいコンタクトレンズが流行っている。
それは従来のVRデバイスをコンタクトレンズで可能としたことだ。
無線で映像を飛ばしてコンタクトレンズに投影するらしい。
本体はスマートフォンサイズであり持ち運び可能ということだ。
だが僕はそれはつけたく無い。
ほとんどの人はそれをつけて現実を色眼鏡以上の別世界の現実を見ている。
最近ではそれをつけることが結婚の条件となっているほどだ。
本当の顔ではなく夢のような顔で結婚するということ。
それなら、本当の相手かどうかを判断することができずに別の人と結婚しても気付かないだろう。
見た目クローン人間なんて整形すれば誰でもできる。特殊メイクの人と一緒にやればいい。
このコンタクトレンズができてから、治安が悪化した。ゴミが増えた。
最近ではごく稀だった誘拐事件や拉致監禁、虐待事件が頻発した。
地図上では存在しない町や村が存在しているかのように偽装され、そこに違法滞在者が住み着いている。都市伝説や治外法権というラベルで偽装して。
しかし、彼らを彼らと認識できない人が多い。
本当に、この世界はどうなってしまったのか。
あ、そうか。
現実が仮想世界に飲み込まれたから、私はこう感じてしまうのだろう。
現実が仮想世界に飲み込まれた世界 志泉 @shisen
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
日情景/志泉
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます