現実とは違う世界だからこそ描かれる、現実。
現実とは違う世界だからこそわかりやすく見えてくる、現実。
現実のメタファーになりうる、現実とは違う世界。WEB小説で「異世界ファンタジー」を読んだり書いたりしていると忘れがちな、ファンタジー小説やSFの王道だと思いました。
こういうメッセージ色のあるフィクション、好きです。

拙作への御来訪、ならびにご評価をありがとうございました。
そしてこちらを訪れての初見がこの作品でした。
とても練られた構成で、それもほんのりほのぼのとして、読後感もとてもよかったです。
前半の「ですます調」で、おや、めずらしいな、なんて感じたのですが、なんとなんと、そういう仕掛けでしたか。
すっかりやられました。

優しい世界です。
現実もこんな風に腰が軽い大人がいれば、もっと素敵になるのになぁと、勿体無く思わされたりしました。

見た目や環境で他人を判断してはいけませんね
誰もがこんな風に寛容な心をもてたら、もう少し世界の今も変わるかもしれません

良い締めかたでした！

色々な読み方が出来る、良いお話だと感じました。

未だ人種差別が根強く残るアメリカの、敬虔なキリスト教が多い保守的な地域に住んでいると、こう言う「お話」（特に前半部分）が現在進行形なので……

人と人魚。他のものに置き換えれば色々と思い当たることがありますね。

その当たり前が成り立つまでには物凄い先人たちの努力があり、いつまでも続くにはまた努力が必要なのかもしれません。

かつてあったルールも、今はすっかりなくなっている。そこにはきっと、ウタカタくんとホウマツくんを初めとする人達の頑張りがあったのでしょうね。
仲良くするなんて当たり前。そんな言葉が自然に出てくるのが素敵です

おおっ、これはいいお話(^∇^)
きっと本に書かれていた二人が頑張って、人間と人魚が仲良く暮らせる世の中を作っていったのですね。
為にならないルールは、必要ありません。そんなルールに囚われることなく、より良い世の中を作っていきたいですね。