第16話 ドナは悲しそうな瞳で見ている_共通する身体言語
ドナは悲しそうな瞳で見ている
見ている私も悲しくなる。あなたも悲しくなるだろう。
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怒っている犬は怒っていると、私には解る。喜んでいるネコは喜んでいると人間にもゴリラにも解る。ゴリラは死の概念を持っていて人間に死別の悲しみを伝達することが出来る。「人間を含む高等哺乳類には共通する身体言語が存在する」これは殆ど証明された仮説と言えるだろう。ドナはその悲しみの感情を私に伝達したのだ。
そうすると、「人類には人類が共有する身体言語が存在する」ことも間違いない筈だ。
なかでも、人間の男性と女性が、好きな異性に働きかける、その身体言語は、人間にとって最も重要なものだ。【愛】がなければ人間社会は存在しないのだから。
かく言う私でも何度か経験した事がある。ことばにしない、その思いが、胸より胸に、確かに伝わってきたのだ。
世間には鈍感過ぎと思われる身体言語の不自由な人もいるだろう。
大袈裟だと思われるかもしれないが、世界平和のためにも、そんな人には身体言語の訓練が必要なのである。
ドナは悲しそう……
(*my baby girl my little lady, *my daughter in law )
私が英語が得意なわけがない。だが通じてはいたようだった。
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転載するに際し私に帰属する返信部分を付記しておく。
(必要な準備かも知れないから)
以下;
ボーロン [2019年 02月 05日 04時 25分]
感想ありがとうございます。
私は弁証法的思考を心がけております。身体言語は我々が人間ではなかった太古の昔から連綿と継承してきた文化であって、種の存続のために必要であったからこそ、発生したものだと思っております。考える事は楽しく頭の体操にもなりますよね。人間の身体言語は進化論的に先に発達したのであって、現代では寧ろ退化してしまったのではないでしょうか。
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