半分天使・半分悪魔の天才魔道士に転生したら強制ルートが組まれていて反抗期が終わらない!
臣畑波
序章 誰にも知られる事の無い僕の前世
神様なんていない
俺はその事実に小学生の頃から気づいていた
小学2年生の時に両親が離婚し、父親に着いて行ったが新しい家には既に新しい母になる予定の人がいた
また父親からは虐待を受けた
俺の人生は父親のせいで狂わされた
そんな父親が交通事故で早々に死んでくれたのは、俺にとっては良いことだった
しかし母になる予定の人が出て行ってしまったので、
中学生の時、俺は1人になった
そこで俺は母を探すことにした
母なら俺を助けてくれると思ってた
甘かった
母は新しい夫と、俺とは別の子どもと一緒に新しい人生を送っていた
俺に声をかける勇気なんて無かった
母が父親と離婚したのは父親の不倫が原因だった事を叔母に引き取られた後に知った
そんな事聞きたく無かったが、事実なんだから目を背ける訳にはいかない
俺はひたすら父親が憎かった
不倫なんてしてなきゃ俺は、3人で仲良く暮らせていた
親の死を喜ぶクソ野郎になんてならなかった
そんな俺が今日、交通事故にあった
皮肉にも父親と死因が一緒なんだなって、死にそうだってのにやけに落ち着いている
そういえば、最近よく[転生]をテーマにする小説が増えている事を思い出した
俺は次、何になるんだろうか
…何にもなりたくない。むしろこのまま現世を永遠にさ迷う方がマシだ
もう、親に左右される人生なんて…送りたくねぇよ
…次は家庭を顧みる放任主義の家に産まれたい
[烏場 浩(からすば ひろし)死亡 享年20歳]
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