第12話:道山村の特産品探し2
そこで、レストラン道山の店長、北山健介さんが、村長に、農家さんに
言って、ブルーベリージャム、リンゴジャム、ゆずの生産を増やして
もらえるように、して欲しいと陳情した。農家の人に話しておくと言い、
4日後、村長が、果物農家に話すと、農家からの購入価格を上げてもらえれば
、次のシーズンから、増産すると約束してくれたので、その話を北山健介さん
にして、来シーズンの購入予定価格を知らせて欲しいと言うと、その時期に
、直接、村役場で、生産者と交渉したいと話した。
その時期に、話し合うことになった。しかし、北山健介の両親は、
レストランでの仕事がきつくなり、ブルーベリー、ゆずなど、手のかからない
果物を自宅で、栽培し始めていた。更に小包装で販売価格が高いので利益率が
高いので、商売のうまみがあり、北山健介は、リンゴに関しても、信州、東北
など、各地のリンゴを取り寄せて、研究していたり、果物に合う、天然香料
、シナモン、バニラや、他の果物と混合したり、つぶし加減を変えたりして、
本当に美味しいジャム、ジュースの研究を熱心に始めた。
次回、1982年4月25日の会議の議題は、豚肉でいこうと話した。
会議が終わって、加藤一郎が、末吉に、ジャム用の大型家庭用ミキサーを
3つ買ってきて欲しいと言い、領収証とひき換えに、お金は、村で出すと
言った。わかったと末吉が答えると、これからも宜しくと、村長が末吉に
頭を下げた。わかったよと、笑いながら、末吉は帰っていった。
翌月、1982年4月25日は山下珠子、植田雅彦、斉藤義秀、養豚農家
の大石輝男、機械屋で村長の弟の加藤末吉、レストラン道山の北山健介と
村長の7人で新商品開発会議を始めた。まず、この地区の豚の特長を大石輝男
さんに説明してもらった。まず、この地域の豚は、豚独特の匂いを和らげ、
脂肪のあっさりさせるために、何回も、飼料の改良を重ねてきたと言い、
品種的には、神奈川県の高座豚を改良した物ですと答えた。
試しに、焼き鳥、ステーキ、燻製をレストラン道山の北山健介さんに
お願いして、作ってきたと言い、お皿に、その料理を出し、みんなで、
試食した。食後の感想では、臭みないし、あっさりと軽く、上品な味だと
好評だった。生産者の大石輝男が、この豚肉を燻製にしたり、ベーコンして
、付加価値をつけて、少しでも高い値段で売りたいと言った。
これに対して、試験的に道の駅で、売ってみて、その売れ行きを見てから
考えていきましょうと言った。それに対して、レストラン道山の北山健介が、
その豚肉のベーコン料理ををうちのレストランの料理のメニューに入れ、
私の所で燻製してみたいので、販売して下さいと言うと大石輝男が5kg単位
で売りますので燻製の仕方などの情報を教えて欲しいと言うと、了解しました
と言った。
機械屋の加藤末吉が、この地区は、山林に恵まれていて、桜のチップは
、多くの種類の木材が手に入るから、向いてるかも知れないと言った。
燻製の作り方について、手伝いますよと、北山健介に言うと、是非、
お願いしますと喜んだ。
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