第5話本屋

 本が好きな人はわかると思う、本屋は本の虫にとってのだ。そこに虫が入ると、虫は好みのジャンルという穴に落ちる。穴から這い上がろう(立ち去ろう)とすればするほど、新たなジャンルや本を見つけ、穴に再び落ちる。これを繰り返すうちに時間が飛ぶように経過する。こうしてある意味では時間を喪失した気分になる。また充実感も感じられる。

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