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月島なぎさⅢー2への応援コメント
冒頭部分から、プロの作家の方が書いたのかなというような印象を持ちながら読ませていただきました!
一文一文で読み手を惹きつけていく確かな実力を持ってる方が書いた作品だと思いました。
登場人物も丹念に丹念にその心理や今まで置かれていた環境、状況を掘り下げて造形されていて、
主人公をはじめとしてギクシャクしていた(小学生の時に仲が良かった)友達同士が、戦いを通して元のお互いを思う気持ちを取り戻して、担任と共に絆を深めて行く過程が見事に表されていたと思います。
これだけ書ける方なのに、
非常に個人的に惜しい!と思ったのは、神那の人物造形です。(目次に神那の章を是非入れて欲しかったです!)
のちにその素性は明かされますが、神那が転校生であるだけに、一体彼がどんな人物なのか誰も情報がない、、、でもだからこそ読み手側も知りたいのですが、どうもスルーされてしまっている—— 。゚(゚´Д`゚)゚。
神那が神秘的で正義感や優しさがあるのはわかるのですが、人物の描き方によっては正体がわかったときの衝撃や、ラストの余韻が更に効果的に出せたかな、とも思いました。
と、長々とすみません。^_^;
最後に
『どうか、あの少女のことを忘れずにいる人が、ずっと“1”でありますように。』
この言葉が心に残りました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
たしかに神那については描写不足であると思います。
空気になっている場面も多いですしね。
ただ、私的には彼の正体も含め、そこまで重要な役柄ではないと考えています。
この物語はあくまで、なぎさ、颯太、秀一、優花が失った友情を取り戻す話で、
神那自体はこの世界を物理的に救うための存在、
物語に深みをもたらすスパイス的な存在であるという傾向が強いです。
というか、なぜ神那はなぎさたちの力になってくれたのか?
あえて読者に疑問が残るような書き方にしてます。
作中では葉子に愛情を受けたからということを一応の根拠にはしていますが、
それだけではエピソードとして弱いと思っています。
そして、そのこと、この物語のもう1つの論点であるだと考えています。
まあ、詳しくは追加エピソードであきらかにする予定です。
神那くん、めちゃしゃべりますので、驚くかもしれませんw
期待できる内容ではないかもしれませんが、
楽しみしていただけるとありがたいです。
当麻叶泰Ⅰ-6への応援コメント
神那が颯太たちの高校に転校してくることになったいきさつのエピソード、意外にも当麻という天宮先生の亡くなった父親が昔関わりがあった人物が中心に描かれていて、スピンオフのような感じもしながら読ませていただきました!
人は言葉では嘘がつけるが、行動では嘘がつけない———
ということをどこかで読んだことがあって、日頃気に留めていたこともあり、この当麻叶泰のエピソードの中で、その事が語られていたので興味深かったです。
『俺が本当に望んでいたことは幸せだった。』
の言葉に、最後救いを感じました。
当麻がとった神那への親身な態度。
天宮先生の父親が自分に対してとった行動が、長い年月を経てもちゃんと当麻の中で生きていたんだなと思いました。
希望を見出すようなエンディングが、本編へと繋がっていくような気がしました。
作者からの返信
さっそくのコメントありがとうございます!!
本編に登場してない人物がメインで、誰だよと言われたらどうしようかと思いましたが、楽しんでもらえてよかったです~
終始暗い話ですし、いろいろ説教じみたことも言わせてますけど、結局は読んでくれた方が前向きに人生を生きてほしいという願いのこもった作品なので、救いを感じてくれたのはホント嬉しいです!
本編でもすこし示唆しましたが、これは想いのリレーなんです。
天宮父⇒当麻⇒神那⇒颯太や優花たちと、連鎖していき、最終的には希望へと繋がっていくという。
暗いニュースが多い昨今だからこそ、あえてハッピーエンドを目指しました。
本当に読んでいただき、感想も書いてもらって、ありがとうございました!