クライマックス2
街の中央、一番大きな交差点に日向 葵は立っていた。
「呆気ないなー、とは思ってたんだけど、本当に戻ってくるなんてやだなーもう!」
軽口を叩くような口調で、否、彼女にとっては本当に軽口なのだろう。
「やっちゃいますか、すまいりーさま?」
隣にいた茉莉 花が問う。
「そだねー、しばらく大人しくしててもらおっか!」
向日 葵は手を合わせて答えると、こちらに向き直る。
「ふふっ、もうすぐ花から種が撒かれるんだ! それまで大人してもらうことに決めたからよろしくね!」
花びらが渦を巻き、こちらへ押し寄せてくる───!
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