羊皮紙と羽ペンと計算尺への応援コメント
凍龍さま、現実の彗星をモチーフにした帚星を中心に、緻密なファンタジーの世界観が広がっていますね! 地動説さえも承認している進歩した天体知識が、地上の戦に影響を及ぼす。それ故の緊迫感があると思いました!
作者からの返信
応援コメント、どうもありがとうございます。
あまりうまく説明できていないのですが、作中の設定では、現実世界でのプトレマイオス宇宙体系をモデルにしています。だいぶアレンジされていますが、一応天動説のくくりにはあるようです。
天動説で各惑星や衛星の動きを説明するためには、現実の太陽系のシンプルな構造とは似ても似つかぬ複雑な軌道をこじつける必要があり、そのため計算がやたら複雑になる状況だったようです。天文台にヤーゴの能力が必要とされたのはそういう状況ゆえなのですが、もしかしたら彼は薄々真実に感づいていたのかもしれません。
それでは、これからもよろしくお願いいたします。
編集済
羊皮紙と羽ペンと計算尺への応援コメント
すごい!
センス・オブ・ワンダーです。
とても芳醇な物語を読ませていただきました。今、とても贅沢な気分です。ありがとうございました!
作者からの返信
応援コメント、ありがとうございます。
なんだか過分なお褒めをいただきまして、うれしいやら恥ずかしいやらでもっか天高く舞い上がっております。
「紙とペンと○○」というお題を目にした瞬間に、どこか西洋風の石造りの建物の天窓から光が差し込み、空中のほこりがキラキラと輝く様子や、さざめくような声と羊皮紙の香りが満ちる大部屋で一心にペンを走らせる少年の姿が鮮やかに目に浮かびました。
一番好きな作家である宮沢賢治の童話のように、短い文章の中に豊富なイメージが凝縮されたストーリーを描きたいと考えています。
今回は選手権向けに仕立てましたのでごくごく短いお話ですが、彼の一生を丹念に追いかけてみたくもなりました。
これからもよろしくお願いいたします。
羊皮紙と羽ペンと計算尺への応援コメント
凍龍様
この度は自主企画に参加頂き、ありがとうございます。
なんとなく、中央アジアの口承文学の一つとして実際に存在していそうな、そんな物語だと感じました。
紀元前のギリシャやメキシコのマヤ文明には失われた高度な天文学的知識を持っていたと言われていますが、この王国も、後に滅んでしまって高度な知識が絶えてしまったのではないか、と勝手に想像してしまいました。
とても面白かったです。
作者からの返信
西藤有染さま
応援コメント、どうもありがとうございます。
★も頂きました。重ねてお礼申し上げます。
中央アジア風という印象をお持ちとのこと。
確かに、ヨーロッパと言うより、もう少しシルクロードよりというか、トルコとか、なんとかスタンという国名のほうがぴったりくる感じです。
城塞都市から一歩外に出ると周りはけっこうな荒野で、遊牧民達が暮らしているようなイメージでしょうか。
星座の始まりは紀元前メソポタミア文明の諸国家と言われていますが、彼らの知識は国と共に一端絶えてしまい、ヨーロッパで再度見直されるまで数世紀を要しました。
ともあれ、失われた文明はロマンがありますね。