~【創無神】の物語~ 彼の少年は異世界で『最強』を掴む
照屋
~創無神の物語~
第1話『プロローグ』
中宮創太は今—————真っ逆さまに落下中だ。
おそらく最低でも秒速50mは出ている事だろう。創太の心の中はぐちゃぐちゃになっていた。恐怖、裏切り、死の葛藤、怒り、様々な感情が創太の中で芽生えては、眼の先にある闇に飲まれてその感情すら消えていく。そして創太は残りたった一つの想いが心の中を駆け巡っていた。
(俺。このまま死ぬのかな)
と心の中で思い、駆けめぐっていた。でも思い出すのはあの夜の事。
異世界にきて一日目の夜、深夜に自分の部屋をノックしてきて、誰だ、こんな時間に—————などと思ったら、その正体が優衣だった。自分の部屋の机でグリューン王国の国産茶を飲み、月を見ながら語ったあの時を。
(そうだ、嫌だ!!まだ死ねない!死ねないんだよ!俺は)
と必死にあがく、もう軽く4000m以上は落下している、あと500mもない。
必死に探した、生き残る手段を…そして、
(あった、かもしれない)
見つけてしまった。その超がつくほどの極悪チートスキルを、自らがこの異世界で初めて使うそのスキルは、嫌というほど体になじむ。どうやって使ったらいいか分かる。その感覚に身を任せ、中宮創太は紡いだ。その言葉を。
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