俺のボッチでオタクな高校生活
しら
プロローグ
突然だが
ある日いつもの放課後急に「ねぇ?貴方はどうしてボッチで居られるの?」
と同じ学校で同じ学年のアイドル的な存在の黒髪美少女、小鳥遊
俺こと、松田
そんな俺にどうしてボッチなのかって聞かれても嫌味にしか聞こえない。
そしてなんといっても俺はボッチで有ることを好んでいる。そう、好んでいるんだ!それなのに何故ボッチなのかと言われても何と答えるべきか?
そんなこと考えてたら小鳥遊が不安そうな顔や不機嫌そうな顔になって「あれ無視されてる?」「ふーんまだ無視するんだ」とか言っている。
しょうがないから答えるべきか?
「何か用でも?」
「やっと答えたね!私が話し掛けているのに返事しないんだもんホントに聞こえてないとおもちゃったじゃん」
と腰に手を当てて俺の方に指を指してくる。
こいつあざといな。
「それで何の用?」
「あっそうだったそれで何でボッチで居られるの?ホントは辛いんじゃないかな〜とか思って聞いてみたけどどうなの?」
「少なくとも俺はボッチで辛いと思ってはいない」
「皆から色々な悪口聞くよ?人殺してそうな顔してるとか休み時間本見て笑ってるとかそれでも辛くならないの?」
「‥‥ならん」
何言っとるんだこの女は?
そもそも何でこんな心配されなきゃならんのだ、小鳥遊とは接点なんぞまるでないはずなのに。
「ボッチで寂しくならないなんておかしいよ、、」
「何もおかしい訳じゃないだろ?そういう人だっていてもおかしくはない」
「そんなこと言ってホントは寂しんじゃないの?」
「だからさぁ寂しくないって」
今度はちょっと怒りを混ぜて言ってみた。
「そんな怖い顔しなくてもいいのに〜」
とか笑われながら言われた始末。
ひとしきり笑ったあと無言で何か考え始め何か思いついたのか急に笑顔になりひじめた、四面楚歌だなぁ。
「そうだ!明日から貴方をボッチから開放さしたげる!決定!」
そう言って立ち去って行った。
「は⁉」
取り残された俺は面倒くさい事に巻き込まれたとただただ頭を抱えていた。
これが彼女と初めて話した時だった。
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