第288話

「痛ッたァ~ー😣💦💦」母親が僕の腕の中で悲鳴を上げた。


「うう、ゴメンよ…💦💦 お母さん……」

 僕は母親を抱き起こし、急いで血まみれの横断歩道を戻った。

 目をおおいたくなるほど、無惨な姿で幾つもの被害者が転がっていた。


 母親も地獄と化した横断歩道を歩き息を飲んだ。


 どうやら僕も母親も怪我は大した事は無さそうだ。


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