第213話 屋上

 屋上まで来たが真夏の陽射しが眩しかった。ヤケに蝉の声がわずらわしい。まとわりつくような熱気に顔をしかめた。


「暑ッちィ~なァ~……☀😵💦💦💦」

 ダメだ。とてもじゃないが、こんなに暑くちゃ話しにならない。こんな屋上トコロでのんびり読書なんか出来やしない。


「もっと涼しいトコ行こォ~…😆🎶✨」

 ラブリに手を引かれ階段を降りた。

「え……😓💦💦 何処どこだよ。涼しいトコって……」

 学校内で涼しくて快適な場所など限られている。図書室は今、出てきたばかりだし……


 やはり連れて来られたのは保健室のようだ。

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