小説家に大事なこと
ある小説を読みまして、小説家はリアリストじゃつまらないのだなと思いました。
どんな事が起こると読者が楽しいかを考え、読者を魅了する人物を登場させ、さまざまな技法で演出しながら描いていく。
こんなこと現実に起こらない、こんなひと現実にはいない、そんなこと考えて書いていても、つまらない小説にしかならない。
こんなにたくさんの困難が同時に起こるだなんて有り得ない。そんな状況でも、一つ一つの話を膨らませ、伏線を張り巡らせて、読者がすんなり受け入れられるように丁寧に描く。
理想的な人物に少しの欠点を持たせ、わざと人間臭くする。
そうして、冷静に考えたら有り得ないような状況、人物にリアリティを持たせていく。このフィクションとリアルのバランス感覚が小説家には大事なのではないかなと、そんなことを考えたお盆休みでした。
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