BLUE・DRAGON【ブルー・ドラゴン】~紺青の犯罪科学捜査線

林崎知久

登場人物紹介&目次

警視庁刑事部鑑識課小野寺班→森坂班

宮町龍子(27→30)・・・本作の主人公。元・警視庁刑事部捜査一課で現・鑑識課所属の巡査部長。理工学部出身で科学的視点から犯罪捜査を行う。とある事件で出会った科捜研の研究員である澤村一貴に惹かれていく。

森坂衛(39→42)・・・龍子の鑑識課での先輩で相棒的存在。物語上、彼が中心で話が進む場合が多い。鑑識技術は既に物語開始時点で5年も経験し実績も得ており、筋は悪くない龍子と鑑識の仕事の範疇を軽く超える福永の教育係である。眼鏡を掛けており、朴訥としている。誰に対しても敬語である。階級は物語開始当初は巡査部長だったが、警部補の昇進試験を受け、見事合格し、森坂班班長となる。

小野寺充(62→65)・・・物語開始当初は警部補(主任)で龍子や森坂達の上司で小野寺班のリーダーである。鑑識課の長的存在で、個性的なメンバー、特に森坂の後輩で相棒でもある龍子に無限の可能性を感じ、期待を寄せている。

鈴村照之(26→29)・・・小野寺班もとい森坂班のムードメーカーで巡査。歳の近い龍子とは仲のいい男友達のような存在である。また、鑑識作業では並外れた映像解析能力を発揮している天才肌である。

川田鉄子 (35→38)・・・小野寺班もとい森坂班のクールビューティで巡査部長。【鉄の女】の異名を持っており、近寄りがたさはあるものの、その実面倒見も良く、森坂が配属当初の龍子と福永の教育係として不在の際は、手取り足取り二人を指導するなど面倒見のいい姉御肌で三人で飲みの席に行ったりするなど仲が非常に良い。介護している母とは過去の一件で確執がある。

佐島太陽(47→50)・・・小野寺班もとい森坂班の中堅サブリーダーで巡査長、後に昇進試験を受け、巡査部長である。誰に対しても腰が低く謙虚だが有能で、刑事部では一通りの部署を経験してから鑑識課に入った為、どの課でも彼を慕う上司、同期、後輩は多い。他の部署を経験してきた過去があるからか鑑識手法も多種多様で彼に任せれば百通りの結果を導かせる事が出来ると警察上層部からも評価されている。配属してきたばかりの龍子や福永、過去にトラウマを抱えた澤村の相談に乗るなどの優しい人格者である。

福永玲奈(24→27)・・・小野寺班もとい森坂班の最年少で巡査、後に昇進試験を受け巡査部長である。事件の被害者及び被害者遺族への想いからか鑑識の仕事の範疇を超え、勝手に捜査に出掛けてしまうなどの問題行動を起こすものの、その行動力に感化された龍子も輪をかけて協力してしまうほどのパワフル女子である。きゃぴきゃぴしているが、女友達も多く人当たりも良好で彼女のピンチには家族以外も駆け付けるなど深い人望の持ち主である。同期で交番勤務の田畑健介とはお互いに惹かれあってるものの中々素直になれない。

警視庁刑事部捜査第一課強行犯第6係高家班

八神章介(27→30)・・・龍子の捜査一課時代の同期でアウトローだが優秀な刑事である。事件解決の為なら鑑識も、科捜研も、果ては情報屋も捜査に利用するなどグレーではあるが、筋が通っている性格の持ち主。情報屋の鵜飼とは家族ぐるみの付き合いで私的な相談も彼にはしている。龍子に仄かな恋心を寄せているものの、澤村との仲を察し、相談役に徹するいい男である。ボクシングとテコンドーの達人で龍子のピンチには真っ先に駆けつけている。

柊幸汰(24→27)・・・八神の部下で物語開始当初は配属されてまだ3ヶ月の新人である。捜査一課に配属されるだけの能力もあり、異動となった龍子の後任として充分成果を出している。鑑識課の川田に密かに好意を寄せており、暇があれば彼女を食事に誘っており、川田も満更じゃないのか非番の日には彼とデートに出掛けている。

陸奥鈴花(29→32)・・・八神の部下で高家班の紅一点。八神と龍子の二つ年上で彼らとは偶に飲みに行ったりするなど仲が良く、特に八神に対しては好意を抱いてるからか何かと二人きりの機会を狙っている。実は警察一家の出で本人もそれに違わぬ優秀さを発揮している。

高家宗一郎(47→50)・・・刑事部捜査一課第6係高家班の班長(警部補)で皆から【高家主任】と呼ばれている。人望も厚く、刑事時代から龍子の能力は一目置いており、彼女が福永を連れ捜査に出てると聞けば、有無も言わず応援(八神と柊)を差し出す懐の大きさを持っている。佐島とは警察学校時代からの同期。

羽賀龍造(52→55)・・・刑事部捜査一課第6係係長(警部)で高家と八神の上司。殺人捜査に鑑識を参加させるのは苦々しく思うものの、利害が一致すれば手を貸す等の打算な一面もある強かな男である。龍子と同じく【龍】の名が付いている為か、【ドラゴン・コンビ】等という厨二病ネーミングで呼ばれている。

警視庁刑事部科学捜査研究所(科捜研)

澤村一貴(32→35)・・・本作の準主人公。非凡な鑑定技術と類まれな科学捜査の知識に独学で身につけた犯罪プロファイリング能力で鑑識課及び捜査一課を支えている。過去に自身が陰湿で残虐な事件に巻き込まれた過去を持っていたが、宮町龍子との出会いで変わっていき、彼女と相思相愛の関係になる。

また、上記の通り、過去に凄惨な事件を経験をしたからなのか銀色寄りの白髪であり、端正な顔付きと相まって初対面の人からは外国人と日本人のハーフだとよく勘違いされている。

田山晴太(54→57)・・・澤村の上司。効率重視の堅物だが、沢村の能力も同時に認めており、権力に対しては普段は風見鶏だがいざとなれば反抗する強い意志を見せている。

馬場竜馬(32→35)・・・澤村の同期。科捜研では工学科に在籍しており、法医科では専門外な殺人事件の鑑定も彼に任せれば安心とまで言われている。プライベートではハムスターやリスなどの小動物好き。

龍子の関係者

宮町徹(故・56)・・・龍子の父で故人。生前は警視庁刑事部に身を置く検視官で天才的な検視技術を持っており、森坂の相談相手でもあった。産まれは浅草で口調はやや江戸っ子である。

宮町杏子(56→59)・・・龍子の母。エネルギー関連の研究をしている技術職員で、夫の徹とは共働きだった為か家族と一緒になる時間も少なかったが仲は決して悪くなく、むしろ良好であった。

喪黒服蔵(47→50)・・・監察医務院の監察医で龍子の飲み友達。某青年的漫画の主人公みたいな名前だが本人自身はとても性格が良く、監察医として龍子の相談相手である。

武藤育実(29→32)・・・東京地検南支社の検事で龍子の親友。刑事事件絡みで龍子に相談を持ち掛けている。八神とも知り合いで、彼とは持ちつ持たれつな関係で情報交換をし合っている。

情報屋

鵜飼圭介(23→26)・・・神出鬼没の情報屋。裏社会絡みの殺人事件では八神に金で雇われて動く探偵的な役割を担っている。愛する妻と3歳になる娘を持つ家庭人の一面も持つ為か、家族絡みの殺人事件には無償で手を貸す人情家でもある。

澤村一貴の因縁の相手

鬼島賢吾(??)・・・塀の向こう側にいる謎の元・犯罪心理学者の囚人。見た目は30代男性で容姿は美しく、虚ろで病んだ目からは想像出来ないほどの慧眼の持ち主。澤村が過去に経験した事件の関係者で、彼とは同じ大学の先輩後輩の仲ではあったが、その事件が発端で断絶。現在は澤村を通じての捜査協力を警察から求められる『牢の中の名探偵』と看守からは揶揄されている。

目次

1 プロローグ→【4月29日~公開中】

2 第一章 青龍生誕 →【5月14日→5月20日~公開予定】 →【完筆版 6月15日~公開予定】(公開時期が未確定の場合あり)→【2020年1月7日21時00分公開予定】

3 第二章 悪夢再来→【2021年1月20日【変更】22時00分一部公開予定】

4 第三章 隠蔽鑑識

5 第四章 完全敗北

6 第五章 復活乃時

7 第六章 追憶回想

8 第七章 最終血戦

9 第八章 最後乃調

12 エピローグ 


※この物語はフィクションです。

実際の人物、事件とは一切関係ありません。

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