第52話:2010年・ラスベガスの旅行3
翌朝は、9時過ぎに起きて、朝食に行き、今晩、このホテルでシルクド
ソレイユのショーがあるけれど行かないかと誘うと、このホテルの中なら、
行きたいと言うので、4人分のチケットをフロントに行き、買ってきた。
19時から21時までのショーだった。大きなプールの上の会場でサーカス
をしている感じで、空中ブランコや、華麗な飛び込み、コミカルなショー、
華麗な団体でのアクロバットショーで、時の経つのも忘れて楽しんた。
ただ、飛び込む度に、大きな水しぶきを上げるのでプールに一番近い席には
、大きな、ビニールシートが配られていた。多分日本だった2万円以上する
チケットが、このホテルに泊まる客に優先的に、それも8千円と格安で手に
入った。
シルクドソレイユのショーを見て、興奮したので、近くのレストランで、
ワインやビールを飲んで、今日のショーや、ラスベガスで見学した所の話を
1時間ほど、して22時過ぎに部屋に帰り、床についた。いよいよ、明日が、
ラスベガス最終日となった。翌日は、朝9時に起きて、志保さんと。泰平は、
少し、酒が残っていたので、太陽が完全に上がった10時半から、近くの
ウインホテルのゴルフ場の回りを散歩することにし、緑のゴルフ場の回りを
ゆっくりと疲れたら、ベンチに座って休みながら散歩を終えると、昼近くなり
、ウインホテルで昼食をとってから、部屋に戻って、仮眠して、夜のショー
にそなえた。その後、午後18時~21時まで、ベッドミドラーの歌謡ショー
を徒歩15分離れた会場へ行き、席に着くと、胸の高鳴りを覚えた。
やがて、ショーが始まり、聞いたことのある曲が、聞こえ、思わずリズム
をとった。最後、近くなって、志保さんの一番好きな、ローズを歌い出すと、
志保さんが、あまりの感動に涙ぐんでいた。ローズと言えば、ベッドミドラー
の歌を代表する歌であり、泰平も大好きで、歌詞を全て、日本語に訳したほど
だった。
この歌ローズは、「ローズ」という同名の映画の主題歌だ。
「ジャニス・ジョップリン」と言えば、ベトナム戦時中の60年代、アメリカを
舞台に、酒と麻薬に溺れながらも歌いつづけた女性ロック・シンガー「ローズ」
の愛と激情の人生を描いているもので、結婚後、そのDVDを買って、何回も
見て、見る度に涙が止まらなくなる、2人で、大好きな作品だった。
ちなみにジャニス・ジョップリンで一番好きな曲は「ムーブオーバー」
「サマータイム」だ。ローズを聞いてると、その映画とサマータイムの音楽が
思い出され、2人共、最後は、涙で、ぐしょ、ぐしょに、なりながら、
ベッドミドラーのステージを最後まで目を離さずに聞いていた。
ホテルに帰る途中、2人は、ホテルのバーで、青春時代の想い出を話しながら
、酒を飲んで、珍しく、酔っ払って、ホテルの部屋にたどり着き、爆睡した。
翌朝は、10時に起きて、帰りの支度をして、昼食をとりに行き、今晩19時
にホテルをチェックアウトして、23時ラスベガス発の5時過ぎ、仁川到着し、
7時半の成田行きで、成田到着が、2010年12月19日、10時となった。
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