第23話:自分達と義理の両親の家・新築


 シティバンクが、土曜日にも大手町支店で営業する様になり、徳川真一と泰平の

2人出かけて、2001年11月20日から、1万豪ドル5年定期で年利8%の

条件で、毎月、60ヶ月、5年間運用してみませんかと言われ、徳川真一と泰平

の2口で定期預金をすると伝えた。徳川泰平が、株投資の成功で大金を得て、

奥さんの志保さんと話をして、お金を使う優先順位について話し合った。


 志保さんが、実両親と家族5人で住める家を買おうと言うので、捜し始めた。

 今後、母をリウマチの専門の病院に通院させてやりたいと言った。徳川泰平

の実家の両親は、2001年6月から築50年の農家を壊して、新築の大きな

家を5千万円で作り、11月に完成した。それを見て、泰平が奥さんの志保さん

が、羨ましいと思うのは偽らざる気持ちだった。


 その後、2001年12月に、近くに住む、父の従兄弟の徳川作蔵さんの

実家では、子供達が独立して、老人2人での生活が高齢のため、難しくなり、

老人ホームに入居しようと考えていると言う情報が入った。しかし農家の

古家つき、郊外の土地は、買い手がつかなくて、買い手がつかず、売却価格

が下がっていて困っているという話を泰平が、父から聞いて、いくらなら

売るの聞くと現状渡しで、最低3千万円では売りたいと言った。今の状態を

聞くと、2年前から、近所の不動産屋に最初4千万円で売りを出したが、

半年間引き合いがなく、3500万円になり、数人が、見に来たが、

大きな農家の家の解体・整地費用が1千万円かかると言うので、実質

4500万円となり、その後、販売価格が3000万円に引き下げられた。


 工場として買いたいと言う人が2千万円なら買うと言ったが、差があり

すぎて、売買が成立してないと聞かされた。そこで、泰平が、直接、

徳川作蔵さんに、いくらなら売るかと聞くので3000万円と行ったので

3300万円で売って欲しいと言う、知ってる人なので、もちろん大歓迎だ

といい、3300万円で購入した。


 その後、泰平の幼なじみ、地元の重田工務店で、買いたいと整地費用を

詳しく見積もってもらった。すると、解体費用が500万円、納屋の中の

農機具の処分量50万円、電気、ガス、水道の補修300万円、ロード

ローラーで庭の整地費用100万円、合計1050万円でやってくれると

言われて、お願いした。そして、建坪140平米と100平米の家を建てる

として、どうしたら一番、コスト・パフォーマンスが良いかと聞くと、

重田工務店の昔からの知り合いの仕事仲間が、数年前に格安のIFホーム

のフランチャイズとなったので、多くのオプションをつけても、良いもの

が出来ると教えてくれた。交渉してやろうかというのでお願いする事にした。

家の方は140平米が2400万円、100平米が1600万円だと言った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る