第34話 ゴルフがしたい

療法士に

「来月のゴルフコンペに参加したいんですよ。」

と言うと

「ああ、それを目標に頑張りましょう。」

と言って、急に(でもないか)エアロバイクや、今までと違う電気療法とかが追加された。

やる気になってる?

プロのスポーツ選手でアキレス腱を断裂することもあるが、

専任のトレーナーがついて、1日何時間もリハビリやトレーニングを行うわけだから、

その復帰は早く感じる。

例えば、広島カープの鈴木選手も昨シーズン(?)アキレス腱を断裂したが、

半年くらいで復帰している。

一般人は、そうはいかない。

決まった時間の中での治療とリハビリ。

ゆっくり、無理のない範囲で、って感じ。

実は、8月の終わりに大学のOB会のゴルフコンペが開催される。

ここ3年間、参加しており、女子の部3連覇中だ。

今年は、無理かもと思い、参加申し込みをしなかった。

先日、OB会のゴルフ部長から直々にメールを頂いた。

「大学同窓会の発展と世界平和にために、全力で参加してね~」

と。

アキレス腱を切って、リハビリ中なのを伝え、

「4連覇目指したいと思います。」

と宣言し、申し込みに至った。

実は、私は中央大学の卒業生ではあるが、

通信教育部の卒業だ。

その同窓会は、信窓会といい、

通常の通学生は、学員会という。

ゴルフ部は、学員会のゴルフ部だ。

たまたま4年前、近くのゴルフ場で開催されるというので、参加してみた。

女子は、私1人だったが、女子の部として、優勝の称号を頂いた。

中央大学には、色々学部があり、

参加者の多くは、会社の社長さんや重役さん、

弁護士さん、税理士さんで、

結構年配の方が多い。

私なんかじゃ、華にもならないのだが、

いつも皆さんから声をかけて頂いて、可愛がってもらっている。

いつも女子の参加者は、私1人。

当たり前の優勝者だ。

キャディバッグをもらったり、ドンペリもらったり、

ありがとうございま~す!

果たして、あと1ヵ月半でゴルフは出来るのか。

ちゃんと歩けるのか。

取り敢えず、パター練習を始める。

父親とも慕うFさんが、脳出血で倒れたということで、

お見舞いに行った。

そこにOさんが松葉杖をついておられた。

「どうしたの?」

とまず、聞かれ、

「アキレス腱を切っちゃって」

「僕と一緒だ。」

何でも、もう5回も切ってしまって、

他の腱を繋いで今入院中だとか。

もう、アキレス腱がボロボロで繋げないそうだ。

いやいや、私はそんなの無理。

治しますよ。

無理はしませんよ。

杖をついて歩いてると、身体がガチガチだ。

久しぶりにマッサージに行く。

珍しく上手い男性だった。

鉄板と言われる私の方や腰に大抵悪戦苦闘するのだが、

上手い。

気持ちいい。

なかなか満足出来る人には、出会えない。

他の人のブログで、半年でスポーツも出来るようになったが、

突っ張り感やしこりはまだあると書かれていた。

そんなもんなんだな。

今月末の大阪での会議は、行けそうにない。

広島でTV会議でお願いします。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る