第26話 装具を外して歩いてみる

装具の調整と診察。

エコーでアキレス腱を確認しながら

「アキレス腱はついているんですが、まだまだ細いです。

運動療法も始めてもらってますが、まだ、無理はしないで下さい。」

松葉杖もなしでもいいということで、次回は、松葉杖を返却しよう。

5000円が戻ってくるぞ。

受付機の所で出会った年配の女性が、

「ええ松葉杖持ってられますね。どこで買うんですか」

と聞いてきた。

「これは、県リハで貸してくれます。先生が必要と認めればですが。

5000円ですよ。」

「1週間で?」

「いえいえ、保証金なので返すまでです。」

「そうですか。先生に聞いたらいいですね。」

その女性と診察室前の待合でも出会った。

膝が痛いというその女性は、1人では立ち上がれないようだった。

でも、松葉杖を借りてはいないようだ。

さて、その日は、U整形で運動療法。

療法士の支えで歩く練習。

どうしても、痛めていない右足に重心がかかる。

それを補正してもらう。

まだまだ、怖いという気持ちが強い。

でも、このままだと装具が外せないから、頑張らないと。

家では、少しなら装具を外して歩いてみる。

体重がかけられなくて、ペンギン歩きだ。

外では、普通の杖をついて歩く。

これが、ネット通販で買ったものだから、ちょっと長い。

もう少し短い方が良かったな。

まあ、ずっとじゃないから我慢しよう。

来月は、大型店の新店準備がある。

さて、どうしようか。

所長から、行けたら行ってと言われたけど、

広島県には、私しかいない。

広島、いや日本中でも1番の店舗だし、

顔出さないとな。

だけど、足引きずりながらじゃ、何しに来たって感じだし、

ちゃんと歩けそうなら行きますと返事。

O先生の診察は、3週間後だ。

その間、週3回を目標にリハビリ行く予定。

まだまだですが~

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る