キラキラ姉弟は今日も輝く(?)
黒猫ポチ
第1話 休み時間
これは『俺は会長の幼馴染兼秘書兼下僕兼ボディーガード兼・・・兄貴??』に登場する、赤井川美利河・赤井川美流渡の
主な登場人物(4名)
私立
私立清風山高校1年2組(特進科)
1時間目の休み時間
伊香牛 御崎(以下 伊と書きます)「ちょっとー、ぴりかー」
赤井川 美利河(以下 姉と書きます)「ん?御崎ちゃん、どうした?」
伊「あんたさあ、さっきからボーッとしてるけど、一体、どうしたの?春の陽気に
誘われてどこかへ行きたいの?」
姉「そうじゃあなくてさあー」
伊「何か悩みでもあるの?」
姉「うん・・・実は・・・」
伊「勿体ぶってないで言ってみなさいよー。あたしたちは親友でしょ?」
姉「じゃあ言うけど・・・」
伊「言ってみなさい」
姉「美流渡が今頃何してるのかなあ、って思ってたのよね」
伊「はあ?あんたさあ、あの弟君の事を考えてたの?」
姉「だってさあ、まだ高校生活に馴染んでるとは思えない!ぜーったいに寂しがっ
ているに違いないわ!」
伊「はあ?」
姉「間違いない!だって、わたしのところに何も言ってこないのが何よりの証拠
よ!」
伊「・・・・・」
姉「きっと泣いてるから、お姉ちゃんのところへ連絡する事も忘れてるに違いない
わ!」
伊「はいはい、そう思っていて下さい」
赤井川 美流渡(以下 弟と書きます)「ぶるるるうーー」
和寒 茂辺地(以下 和と書きます)「おい美流渡、一体、どうしたんだ?急に震
えたりして何があったんだ?」
弟「何か変な事を言われたような気がした・・・」
和「気のせいだろ?」
弟「だといいけど・・・」
2時間目の休み時間
伊「ちょっとー、ぴりかー」
姉「ん?御崎ちゃん、どうした?」
伊「あんたさあ、またさっきからボーッとしてるけど、一体、どうしたの?春の陽
気に誘われてどこかへ行きたいの?」
姉「そうじゃあなくてさあー」
伊「何か悩みでもあるの?」
姉「うん・・・実は・・・」
伊「勿体ぶってないで言ってみなさいよー。あたしたちは親友でしょ?」
姉「じゃあ言うけど・・・」
伊「言ってみなさい」
姉「美流渡が今頃何してるのかなあ、って思ってたのよね」
伊「はあ?さっきと同じ事を言ってるじゃあない!」
姉「違うわよ!さっきは泣いてるんじゃないかって思ってたけど、今は全然違うわ
よ!」
伊「じゃあ、何を考えてたの?」
姉「ちゃんと授業の内容を理解できたのかなあ、って思ってた・・・」
伊「あんたさあ、美流渡君は今年の首席入学者でしょ?何でそんな心配するの?」
姉「高校の授業は中学の授業と全然レベルが違う!私は一番最初の数学の授業で挫
折した!」
伊「はいはい、そりゃどーも」
弟「ぶるるるうーー」
和「おい美流渡、一体、どうしたんだ?急に震えたりして何があったんだ?」
弟「何か変な事を言われたような気がした・・・」
和「またかよ!?気のせいだろ?」
弟「だといいけど・・・」
3時間目の休み時間
伊「ちょっとー、ぴりかー」
姉「ん?御崎ちゃん、どうした?」
伊「あんたさあ、また今度もボーッとしてるけど、一体、どうしたの?春の陽気に
誘われてどこかへ行きたいの?」
姉「そうじゃあなくてさあー」
伊「また弟君の事を考えてたのー?」
姉「ううん、違う・・・実は・・・」
伊「勿体ぶってないで言ってみなさいよー。あたしたちは親友でしょ?」
姉「4時間目の物理の事前課題をやってくるのを忘れた・・・」
伊「はいはい・・・っていうか、あんたさあ、毎回やってないでしょ!」
姉「みさきちゃーん、お願いだから課題を写させてー」
伊「はいはい、どうぞ」
姉「助かるわー」
伊「あんたは去年から全然進歩してないわね!」
弟「ぶるるるうーー」
和「おい美流渡、一体、どうしたんだ?急に震えたりして何があったんだ?」
弟「これから何かが起きそうな気がする・・・」
和「おー、よく気付いたな」
弟「へ?」
和「みるとー!英語の事前課題をやってくるのを忘れたから見せてくれ!」
弟「いやだ」
和「オレたち親友だろ?」
弟「僕は君を一度も親友だと思ったことは無い」
和「小学校からの腐れ縁だろ?固い事を言うなよー」
弟「おまえ、中学の頃から全然進歩してないな。それでも特進科の生徒かあ?」
和「それを言わないでくれー」
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