人工知能について思うこと④(終)
「パイオニア減速問題はほぼ解決してるといっていいんじゃないかな。でもその方面はあまり詳しくないので、次の機会に話そう」
「期待しないで待ってます。でも、先生の言うように、人工知能は感情を持たない論が徹底的に通ったら、世の中がつまらなくなりそうですね」
「別につまらなくする必要もないさ(笑)。それに、僕は人工知能が感情を持たないと言っただけで、存在が感情を持たないとは言っていない。どの存在も、人間のような感情を持たないだけで、もしかすると人間には理解できない感情を持ってるのかも知れないよ」
「話が急にオカルトっぽくなりましたが……」
「
「まあ確かにそんなことはあります」
「『見えるもの』だけでは
「なるほど」
「では、僕の好きな荘子の斉物論篇から引用して、このダイアローグをしめくくることにしよう。『
「どういう意味ですか?」
「自分で調べなさい」
――終――
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