第6話誕生日から主人公じゃないと思えたら

モモは3月に誕生日を迎え

30歳になっていた。


もう、自分は恋人もいないし

誰かのアイドルにも成れないし

人生のメジャーな主人公ではないし


だからと言って不幸ではないと思っている。


絵を描いているがあくまでも趣味だ


モモにとって絵を描くこととは

老後にやることの前準備だ。


十代のころは何でもできて何処までもいけて

何時でも起きて居られると思っていたが。


三十代なると余生や人生の限りについて考えるようになってきた。


モモは生涯現役といったタイプとは


違うらしい。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る