9月号さいわいなことり1本目

 僕は小説を書いている。

 だけど、全然ヘタクソで

 カクヨムでも中々★がつかない。

 それどころかpvすら増えない。

 はぁ…




「こんにちはぼくちゃん、ごきげんいかが?」

「うん、いいよ。ことりさんはどう?」

「ええ、もちろん。ごきげんですとも」



 隣には、かわいい小鳥がしている絵が書いてある。




 この絵本を読んでいた頃の僕は


 いつも一人だった。


 寂しかったけど


 この絵本を開くと


 いつも小鳥さんが話しかけてくれて


 絵本を読んでいる間だけは


 寂しくなかった。


 だから何度も読んだんだ。



 今度は僕の番だ。

あの時、一緒にいてくれた小鳥さんのように

 誰かに寄り添う物語を書きたい。

 全然ヘタクソで

 pvも全く伸びないけど

 僕は書き続ける。



 いつか、誰かの為に…


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る