クローバーちゃんの日記
───クローバーちゃんの日記───
ボクは桜井さんのことが好きなのです。
勿論Likeの方ではなく、Loveの方なのです。それはそれはもう大好きなのです。やばいぐらいに。桜井さんの写真でご飯3杯は余裕ですね。
……まぁ異世界召喚するぐらいですから分かりますよね? あれって簡単に言ってますけど、いくらボクでも召喚魔法……しかも別の世界から召喚するぐらいですからめちゃくちゃ大変なのですよ。
異世界召喚する→それは死ぬほど大変→それぐらいあなたのことが好き! ……という感じ。それってもう遠回しの告白みたいなもんっすよ?
なのに……だと言うのになぜ気が付かないんっすかあの鈍感童貞野郎は!! んぁー! 腹が立ちます!!
この喋り方だって桜井さんが好きな話し方を真似してるんすよ!
何で知ってるかって? 桜井さんお気に入りのアダルトコミックに出てくる女の子がこんな話し方なんっすよ。元気なバカキャラってやつかな。
生前、桜井さんが留守の時に探偵事務所の机を漁ってたら、見つけたのですよ。机の奥に隠されてたえっちい本全部読ませてもらったっすから。性癖丸わかりです。
……いや、普通に考えて「〜っす」とか話す人居ませんよね!? 何で気づかないの!? ねぇ!? 桜井さん!?
……まぁ言いすぎてたまに素で語尾に「っす」って出るんだけどね。
はぁ……でもギルドで桜井さんから手を繋いでくれたことはとっても嬉しかったよ。それはもう幸せな時間でしたよ。
でもちょっとその辺の男に冷やかされただけで手を離すかなぁ!? 自分から握ってきた手を!! 握った時間何と17秒!! 短いよ!!
そっから魂が抜けてあまり何言ったか覚えてない。多分童貞とか言ったと思うけど。
その時ボク桜井さんは佐藤ってやつにボコボコにされればいいと思ってたんすよ。拗ねてたから。
桜井さんがボコボコにされた後ボクが取り返して、桜井さんに褒めてもらう……認めてもらおうと考えていたのに……
あんなに頑張って戦うんだもん……!
あの時の桜井さんカッコよかったぁなぁ……いけねヨダレこぼれた。
あんなに頑張って戦ってたから、途中、後ろからこっそり強化魔法を桜井さんにかけてあげたんですよ。バレないようにね。
でもあからさますぎて絶対バレたって思ってたんすけど……覚醒……覚醒したとか言い出すから! もー笑いが止まんなかったっすよ。
あーかわいい。
後は……クローバーって名前。きっとこの髪飾りを見て決めたと思うんだけど……とってもかわいい名前だぁ。ボクにはもったいないくらいだよ。ずっとこの名前で生きていこ。
ふぅ……。今日はこんな感じかな。また書きたくなったら書こっかな。
明日も頑張れ。ボク。
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