第3話返事

バレンタインから1週間経ったが返事を返せずにいた。こんな俺なんかが神崎さんと付き合っても良いのか?そんなことを思った。


「優太、最近元気ないけどなんかあったか?」


「いや別になんでもねぇよ」


「なんでもねぇことないだろ。バレンタインの次の日からずっとこんなだぞ?もしかして神崎さんに呼ばれたのって告白されたとか?」


(こいつはなんでこんなにも察しがいいんだ?まぁいいか、こいつだけには言っとくか)


「あぁそうだよ。神崎さんに告白されたよ」


「おまえまじかよ?で、返事は?」


「...」


「まさか返事してねぇのか?馬鹿か!」


「神崎さんと俺が釣り合うわけないし...」


「釣り合うとか関係ないんだよ!お前の気持ちが1番大事だろ?」


「あぁそうだな。じゃあ断ることにするよ」


「て、なんでだよ!!!あの神崎さんだぞ?断わる理由がどこにある?」


「断るというかな、友達からがいいかなと思って。お互いのことまだそんなに知らないし」


「お前って真面目だよな。お前がそれでいいならそれでいいけどな」


( 告白の返事いつにしよう?出来るだけ早い方がいいよな )

その日の放課後神崎さんを呼び出すことにした。


「神崎さん、放課後大丈夫?」


「大丈夫よ」


「掃除終わったら屋上に来て欲しい」


「分かったわ」


何故か今日は1日が遅く感じた。緊張と震えが止まらない。


(ふぅ、ようやく放課後になった。でもここからが本番だ。)


「関口くんおまたせ」


「神崎さんこの前の返事なんだけど...神崎さん、まだ君とは付き合えない。」


「まだ?」


「うん。とりあえず友達から始めたいなと思って。まだお互いのこと全然知らないし」


「分かった。これからよろしくね」


はぁなんかすごい疲れた1日だった。告白を断るのがこんなにも勇気のいることであり体力を使うことだなんて思いもしなかった。


今思い返してみると、俺なんかが神崎さんに告白されたなんて夢のようだった。しかもその告白を断ったなんて...


これからの学校生活どうなっていくのか、不安と期待でいっぱいだ。







今回はどうでした?書いているこっちもなんか疲れますねw

次回も期待していてください!










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本当の恋愛2 @KOTAROUn

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