障がいを持つ我が子が通う学校から、毎日のようにかかってくる苦情電話で、壊れそうなお母さんのための対策法

かとも

障がいを持つ我が子が通う学校から、毎日のようにかかってくる苦情電話で、壊れそうなお母さんのための対策法

 そんなこと、連絡帳に書いておいてくれたら、それでいいのに! というような事でも、ほぼ毎日、時間もお構い無しで、親に苦情の電話をかけてくる、仕事熱心というのとはちょっと違う、そういう先生、結構いらっしゃるそうです。


 これが、障がいのある我が子の担任が、そういう先生になってしまったら、お母さんは地獄のような日々が続いてしまいます。


ちょいちょい耳にする話です。



 毎日あやまってばかりだと、そのうち、お母さんの心は壊れてしまいます。


そんなお母さんの気持ち、お子さんは敏感に感じとり、ますます学校が嫌いになります。

お母さんも、お子さんのことが、だんだんキライになってきます。


負のスパイラルです。



 この、負のスパイラルを絶ちたいお母さんへのご提案をさせて下さい。



 「先生には、ゼッタイ謝らない」


というのを、一度試してみて下さい。


決して、モンスターになれと言っているのではありません。



 電話がかかってきたら、まず、


「いつも、ご連絡いただき、ありがとうございます」


お礼を言います。感謝の言葉を真っ先にぶつけておきます。


そして、少し辛抱して、用件を聞きましょう。


ひと通り聞き終えたら、質問します。


このタイミングが、大事です。



「それで、先生は、どういう対応をしていただいたのですか?」



 とりあえずでも、対応していただいているなら、


「ウチでは、いつもの事です、ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします」


 お礼だけ言って、さらっと、流してしまいましょう。


 他のお子さんに危害を加えた場合でも、謝罪の相手は、そのお子さんと保護者の方、先生ではありません。



 「あなたのお子さん一人のために、みんなが迷惑!」とか、「一人にかまってられない!」とか、先生が、何もできずに愚痴を言っているだけなら、


「先生では、無理なんですね」


先生の無能を、しっかり指摘します。



「先生が一人で無理ということなら、私の方から、校長先生に、介助の方を付けていただくようお願いしますので、先生の方からも頼んでいただけませんでしょうか?」



 ダメもとで、ぜひ一度試してみて下さい。


何か、変化が起こるかもしれません。



 おおよそ、こういう先生は、要領が悪く、仕事のキャパがオーバーしており、生徒の信頼感を得るのが苦手な方が多いようです。


 親が謝っている(謝らせている)んだから「自分は正しい」と勘違い、打開策を見つけられずに、自身の安心のために親の謝罪ばかり求めるようになってしまったのでしょう。

 先生自身も、苦しんでおられるかもしれません。


⭐⭐⭐


 もう、15年前の話です。


 娘が、公立の保育園を追い出されたとき、一時保育という形でしたが、なんとか受け入れてくださった私立の保育園の園長先生に、


「ご迷惑をおかけします」


とお願いした時



「迷惑やなんて、思っていません!


お父さんが謝ってばっかりでは、娘さんが、かわいそうです。


娘さんが、ウチに来ることは、アカンことやありません!」



強い口調で叱られました。


その、園長先生には、感謝しています。



 それまで「ごめんなさい」とあやまっていたようなことも「ありがとう」と言い換えるように心がけました。


すると、ほとんどのことが、言い換えても全然おかしくない、むしろ感謝した方が、とても自然な感じなのです。


 何より、気持ちがずいぶんと軽くなりました。


 この言い換えも、ぜひお試しください。



 対先生に限らず、お子さんの事で、むやみにあやまらないようにしましょう。


お子さんのためにも。

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障がいを持つ我が子が通う学校から、毎日のようにかかってくる苦情電話で、壊れそうなお母さんのための対策法 かとも @katomomomo

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