第2話 労働の裏付けについてのメモ

〇ギャンブルの価格の労働の裏付け


 ギャンブルの価格の労働の裏付けは、ゲームの消費の快楽と、楽して儲けることへの快楽にわかれる。ギャンブルの価格は、楽して儲けたいことへの需要の現われだと考えてよい。

 ギャンブルの価格が確率統計と乖離して高くなるのは、それは楽して儲けたい需要が価格へ反映されているからである。


 ギャンブラーはお金を払っているから労働ではなく、消費ではないかという厳しい指摘を受けた。

 反論するなら、ぼくにとって貨幣とは労働の交換である。

 だから、楽して儲かる商品を売っている運営者の労働と、賭けるという労働の交換である。


〇技術革新について


 技術革新の労働の裏付けは、成功した試行錯誤だけに対して価格を設定するか、失敗した試行錯誤という労働もその技術革新の価値とするべきか否か。


〇無料の商品の労働の裏付け


 無料の商品は、現実の経済で流通して売買されている。

 無料の商品の価値は、価格はゼロだとされているが、実際にそれは価値をもつ商品として交換される。

 無料の商品の価値は、その商品を作るための労働費用と同じだと考えてもよいだろう。


〇不動産の価格の裏付け


 ぼくには、不動産の価格がどのような労働の裏付けを持つのかわからない。

 不動産の価格については重要な研究課題だ。

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