カクヨムデビュー以後の作品集です。第1期とくらべて短い話が多いです。
このころになると自分なりの主題意識がはっきりしてきますね。早い話が「アイデンティティ」とか「モラトリアム」です。自分が何者かわからない。それ自体を主題とするようになったということです。
「ディディモス・ユダ・トマス」とは12使徒の1人トマスのことで、「ディディモス」と「トマス」はともに「双子」を意味します。ああ、なるほどとうなずいてもらえる並びになっているのではないかと。
※短編集「芽」からは「海」。 「三題噺マラソン」からは「冬は何度でも」。「わたしがこれから出会う鳥/丘の上の魔女」からは「丘の上の魔女」。「短編リライトの会」からは「喫茶カテドラル」。
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