タイタンの幼女

@reimano0403

プロローグ

時は2050年科学技術の発達により地球以外の惑星にも簡単に行けるようになり、惑星間での交易も盛んになった。その証拠に、親友のカリストと今授業しているガニメデ先生、その妻である担任のエウロパ先生は、木星から来た人達だ。ちなみにこの3人は家族だ。カリストによればあと1人いるみたいだが。俺の出身は不明だった。自分の親は分からず、暗くひどい土星のある街の路地裏で、孤児院の院長に拾われた。そして、タイタンと、名付けられた。俺は、暗い性格で周りの子と上手く馴染めなかった。そのためいじめられることも少なくなかった。

ある日の夜、トイレに行ったついでに、孤児院の屋上で星を見ていた。雲ひとつ無くとても綺麗だった。しばらく見とれていると、突然背後に人の気配がした。孤児院の先生でも来たのだろうと思い振り向くと、そこには女の子が立っていた。俺よりも、年下のようだが、少し自分より大人びている。それがその女の子エンケラドスの第一印象だった。その女の子にあったことで俺の性格は、一変する。

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