濁国
まぁ、字からして、妖魔出てきそうじゃないですか(笑)
大昔、宝器山からわんさか妖魔が現れて、国を滅ぼしかけた時、一人の少女がその宝力で妖魔を山に帰した。それから、巫女神という少女をまつり、祈りを捧げ続け、この大陸は平和なのだ。
というような古代史が存在する国。
そして、巫女神というのが重要なアイテムで、まぁ、作った時には、月読みだとか、そう言ったなんかはかない乙女ーが居てさぁ、勇者が居るわけよぉ。と気楽に作ってみたが、
巫女神、人じゃね? 人だと、死ぬよね? ……世襲制? いやいや、処女でしょ。えーーー今時処女神話ありぃ? でも、神秘性が失われる? でも、母は何者よりも強いぞ? ……、てか、一生かごの中っていうのはどうなんだい? 反発する人とかいないのかね? 居たとして、脱出する? 国を放って? いやいや、それはいくらなんでも……。
てことで、「タニクラ ナル」が誕生するわけですよ。
どの話しにも出てきますが、「タニクラ ナル」という人物については、別のところで
それで、この国ですが、まぁ、どういいましょうか、現存した世界に同じような場所があったかなぁ? と想像するけど、よくある、農村ですよ。しかも、かなり貧しい。干ばつとした、覇気のない場所。
どこの国の何時代のというわけじゃなく、多分、どこの国の、何時代でも、非常に貧しいと言われている農村風景でイメージは合うと思う。
自然豊かでしょうけど、豊ってだけで、それは何もないという証拠で。自然豊かだけど、じゃぁ、生きていくための作物や何かが育つかと言われると、そういう土壌ではない。貧しいからこそ土地を耕す方法がない。という悪循環な村。
卑屈な村人。閑散とした空気。どこか疑心暗鬼なのは宝器山の妖魔の所為だと思われる。
ただ、央都。と呼ばれている巫女神が居る中央都市に行けばそれなりの発展はしているし、巫女神が、地方柱として派遣している者が居る村では、宝器山からの臭気が届かず何とか繁栄している。
地方柱というのは、多少妖魔を退治したり、退治までには至らなくても、その存在や、その者が生み出すもの、例えば、文字、道具などで妖魔を防げる力が備わっているものを言う。
彼らは、使命を受け地方転属になったりする。中には不服と思い、その闇に付け込まれ妖魔に取り入れられるものも居たりするけれど、それは少数である。
巫女神のための行政であるので、国がとても貧しいということにしているけれど、そういうことで大丈夫なのか? 大臣。とちょいと突っ込みたくなる。
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