芥川@TRPG

私が私で居られる場所

気が合う人、殆どが話せる人、全てを許せる人

全部好きだった

私の唯一の居場所な気がした

集まって笑いあったあの日

集まって全部さらけ出したあの日

とても尊かった日々



その全ては1本の毒矢で終結する

私が会わさなければ良かった、私が連れてこなければ良かった

彼女は私の何もかもを奪っていく気さえする

怖い……怖い怖い

もう何もかも嫌になる

私が時間をかけて作っていった地位をそっくりそのまま盗られる気がして

その苦労も何もかも踏みにじられる気がして


なんで……なんでなんで、なんでその子なの



私、間違った事言ってない。悪い事もしてない。迷惑もかけないし逆にそれも全部肩代わりしたのに


どうして私よりその子を選ぶの、どうして我儘なその子ばかり正当化されるの


私、こんなに我慢してるじゃない……沢山君たちのために働いてきたじゃない。どれだけ裏で動いて嫌な思いして全部それも飲み込んで笑って


私、何のために頑張ってたの?何のために上手く整えてきたの?


あの子に向けられている笑顔は私には向けられない

いくら頑張っても私に笑顔はくれない

違う、それさえ有れば私は何も要らなかった。それを見るためだけに厄介事は全部背負ってきた

なんでだろう……なんで迷惑をかけるその子ばかりに優しくして私には冷たくするんだろう

なんであの子の悪い部分まで纏めて好きだって構っていられるんだろう

なんで私の悪い部分は理解してくれないんだろう



全部全部分からない、信じては斬られて背中から発砲される。守ってるつもりが全て無駄だった


どうして……どうしてなんでどうして

それならもういい、私は裏切られる前に自分で去ればいいのだろう


好きだった、大好きだった。だけど私は思い出してしまった




人間なんか嫌いだ、信者なんか嫌いだ、全て嫌いだ


私に我慢を強いる人が嫌い、私に全部押し付けて笑ってる人が嫌い、意見を聞かない人が嫌い、押し付けるだけで言い合いにすらならない人が嫌い






そうだ、なんで忘れてたんだろう。


私は元々人嫌いじゃないか

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芥川@TRPG @natsuneru120714

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