1話5分小説

@dear_bones

第1話「3月8日」

*1話5分で読める小説ではなく、1つの話を「5分で作った」小説です!

稚拙なものだとは思いますがお許しください。

また各話完結型にしようと思います。

それではどうぞ!



ふと窓から見える夕方、薄暗い雲。無論の事だが雲から向こうが見えないし、

星々も見えるわけなんてない。

昔考えたのは雲で空が遮られているのは

「今自分がいるここよりももっと面白い世界があるんじゃないか」

ということ。

その時ちょうど星の王子様だったか銀河鉄道の夜を読んだせいで

多分そんなことを考えていたのだと思う。

今だったら空を泳ぐ鯨とかドラゴンとか、世界単位でなくていいからそういうのが

見てみたい。

確かこういう空について考える時って

「何かから解放されたい」

と考えているときらしい。


ところで、もし本当に雲の向こうに別世界が広がっていたら

此方の世界のことをどう考えるだろうか。

異世界の文明なんてわからないから何とも言えないけれど

「ばっちい」「汚い」「あんなところ行きたくない」

と思われていたりしないだろうか。

何がどうとか言わないけれど。

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