僕は僕を君へ届けるへの応援コメント
「僕」はトムにとっては手段だったんですね(。-ω-)。
強い愛情は、ほんとに残酷な展開を作るなー、すごい感情だな、と改めて思いました。
〉君には人間として幸せになって欲しい。
〉気が狂うとは究極の自己防衛だ。
どきっとすることばが多くて、印象に残りました。
読ませていただきありがとうございました!
作者からの返信
読んでいただきありがとうございました!
前に、歳を取って寝たきりとかになったり介護が必要な状態になったら、完全にボケてしまった方が本人は幸せなのでは?というような話を耳にしたことがありまして、気が狂う〜の部分になりました。
短編ですが、印象に残れたのなら幸いです。
ありがとうございました。
僕は僕を君へ届けるへの応援コメント
SFの作品をあんまり読まないんですが、なんて悲しくて残酷で、綺麗なお話なんでしょうか。すごく考えさせられました。
トムの優しさや愛は本当に深いもので、作り直された「僕」も記憶を引き継ぐなら無条件にそれを受け入れることになりますもんね。そのように考えると、例えコピーでも彼女のために帰ってきた彼は、彼そのものだったのかなぁ、などと考えてしまいました。
まとまっていなくてすみません!素敵な物語をありがとうございました。
作者からの返信
読んでいただき、お星様とコメントありがとうございます!
いろいろ感じて下さったこと、大変励みになります。トムも 「僕」も最期まで同じ目的を持っていましたものね。
SFは実は読むのは好きでもあまり書いたりは得意ではないので嬉しいです。
ありがとうございました。
僕は僕を君へ届けるへの応援コメント
心の在り方、記憶と記録の形。この手の作品における究極の課題。短編なので敷居も低く読みやすいものでした。良かったです。
亡きトムが残した想いを乗せて主人公はカスミの元へ帰ってくる。作り物であってそうでない、主人公は自分のカスミへの想いは本物だと信じて疑わないし、肉体が失っただけだと語りもしますが、彼女の憂鬱の理由は分からず、寿命の問題ならば自分を壊せば良いと結論に至ってしまいます。そんな人と機械の思考の違いが心の隔たりを生みだしてしまっているのかと思いました。最後にトムの真意を理解した主人公がそれでもカスミに感謝し、好意を告げたのだから本人としては幸せ、なのかな?
努力するもやはり主人公を受け入れられないカスミは、主人公を触れる度にトムの死を突き付けられる気持ちだったのかもしれませんね。
気になったのは、記憶や人格全てを数値化した上でそれを電子回路に移した電子脳――という説明があったわりには思考は別人のようで、トムの意思が希薄的だったと思いました。
作者からの返信
読んでいただき、また、ご感想コメントまでありがとうございます!
トムと僕、確かにもうちょっと同一性のある描写がある方が良いかもしれませんね。やはり、誰かに読んでもらうというのは勉強になります、ありがとうございます。
これから修正の余地がないか推敲し、出来そうなら改訂を、話の流れ的にできそうになければ今後の糧にしたいと思います。
ありがとうございました!
僕は僕を君へ届けるへの応援コメント
むかーし、ロボットが人間の体を奪って、ロボットの恋人に会いに行く、みたいな手塚オサム先生の短編マンガを読んだのですが、
その作品も、人と無機物の隔たりがなくなった時、人はどうするのか?? みたいなテーマ性をはらんでおり、なんだか思い出してしまいました。
今はまだ想像の域を超えませんが、いずれ近いうちに人間が確実にぶつかる倫理の壁ですよね。
…うーん、切なくもあり、深くもあり、中々にいろいろなことを考えさせられてしまう物語でした! ありがとうございます!
作者からの返信
読んでいただきありがとうございます!
きっとこの倫理の問題は近い将来来る気がしますよね。それを感じていただけたたとのこと、丁寧に読んでくださったのだと推察致します、ありがとうございました!
僕は僕を君へ届けるへの応援コメント
良かったです……!
『僕は僕』その言葉がなんとも言えないくらい切なかったです。
『僕は僕』じゃあ、僕は何者なんだろうか。トムなのか、トムじゃないのか。
全てが判明した時の僕を思うと、切なすぎます。
カスミを愛してたからトムは“僕”を作って、“僕”としてカスミを愛した“僕”という関係性が凄く良かったです。見事に描き切っていてすごいと思いました(語彙力)
カスミの最後の判断も納得がいきました。一見、愛がないように見えますけど、トムの愛にも“僕”の愛にも応えてるんですよね。ぞわぞわってきました。
素敵な物語をありがとうございました!
作者からの返信
読んでいただきありがとうございます!
作者に語彙力がなさ過ぎて(汗)どうコメントして良いのかわからなくなってるくらい嬉しいです。
記憶を数値化できるとしたら、その入れ物はどうなるだろう?どんな必要があって数値化するのかな?って思ったらこんな話になりました。
ありがとうございました!
僕は僕を君へ届けるへの応援コメント
トムさんの愛情の深さが伝わってきました。
ただカスミさんに生きて貰いたいがため、それだけのために二度死ぬ覚悟をしたんですね。
無機物に魂は宿るのか。私は宿ると思います。ただ、本作で書いてあった通り、宿った魂はまた別のものなのかなとも。類似性はあれど、同一ではない。
カスミさんは、多分新たに好きな人ができたのかなと思いました。それは、良いことだとも。トムさんはそれを願っていたのだと思いますし。
最後に『僕』がカスミさんに言葉を告げ終わる前に壊されてしまったのは、カスミさんが愛したトムさんからの言葉では無かったからだと思いました。
生まれてしまった、その場繋ぎの『僕』という存在。かわいそうですが、その存在意義が、彼女が立ち直るまでの少しの間の繋ぎでしかないのなら、十分に役目を果たしたとも言えます。であるならば、最後の充足感にも納得がいきます。そしてこれは、人が抱える命題にも思えますね。なんのために生まれ、なんのために生きる。これが分からないままに死に向かう人間と、解って死に向かう人間とでは、死ぬ瞬間に訪れる感覚も感情も違うことでしょう。そういった意味では、『僕』はとても幸せだったように思えます。
色々考えさせられました。
ありがとうございました!
作者からの返信
深いところまで読み込んで下さりありがとうございます!
文中に書いてない行間を読む力に脱帽しました(書いて下さっていること、おおむねわたしが意図した通りで鳥肌立ちました…!)
こんなご感想をいただけて、本当に励みになりました。SFは好きなジャンルなので、また短編でなにか書ければいいなと思います。
ありがとうございました!
僕は僕を君へ届けるへの応援コメント
心に刺さる物がありました。
人の死の定義について自作を通して考えた事がありますが、その時は「記憶や思考といった脳の情報が形作る人格が失われた時に人は死を迎える」という結論でした。
しかし、このお話では肉体も含めて「愛した人」でなければならなかった。
カスミにとっての「トム」はもうこの世にいない。あの『トム』が来てしまった事で、本能的にそう悟ってしまった。
だから、理性でごまかし続けていく内に心がブレていって、でも『トム』のあの一言で自分の気持ちに決着を着けたのかなと。
とても哀しく、深い愛を感じる作品でした。
さる
作者からの返信
コメントありがとうございます!
愛の形ってたくさんあって、どれもどこまでも語れる深い話になっちゃいますね。
トムも、哀しさの先にある人間の未来を信じる、そんなわかりにくい愛情だったし、それをカスミが気づこうが気づくまいがどうでもよかったのだと。それが彼の哀しい愛情でした。
読んでいただき、ありがとうございました。
僕は僕を君へ届けるへの応援コメント
初めてまして、烏目浩輔さんの5分で読書レビュー作品から読みに伺いました。
『僕』とトムの愛の深さ、深慮に脱帽します。
勉強させて頂きました(ぺこり)
作者からの返信
はじめまして、読んで頂きありがとうございます!
勉強だなんて畏れ多いですが、そのように感じていただけたこと嬉しく思います。