第12話 5月13日(月)平凡とはすぐに崩れ落ちる


そう……あの日、俺は初めて告白された

これは、嬉しいが悲しい

俺には背負う覚悟と勇気が出ない


だけど、

    君は俺が

         守る


「平凡はすぐに崩れる」


俺の独り言は誰にも聞こえない、聞かせない

俺の思いは誰にも分らない


「おはよ~海斗君!」

君の声は俺の心に響く

「うん、おはよう」

……っ

奴は最近何もしてこない

これが逆に不安だった

俺の日常をこわす引き金にならないことを祈った


嵐が来る前はなんの前触れもない、そして突然やってくる



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