第14話.現実世界と異世界

そして、宴が始まった。ミリカとゼドルが話をした。






「へ~。君は、ここの住人じゃないのか」


「はい。この前から学校の夏休みで、それで、新幹線に乗って家族でおばあちゃんの家に行こうとしてたんです。で、乗ってる最中、1番前の車両に行こうとしたら、なぜか、全然違うあの列車に移っちゃったんです」


「そうか。その〝新幹線〟ってのは、良く分かんないけど、突然、


家族とはぐれて、急にあんな怖い光景を見て、大変だったね」


「はい。〝新幹線〟っていうのは、〝電車〟の種類の1つです」


「へ~。〝電車〟か~」


「はい」






「なるほど。君の話は、興味深いね。俺も、君のいた世界がどんな世界なのか見てみたいよ!!」


「そうですか」


「うん!!」


「ところで、この国は、なんていう名前なんですか?」


「あ~、ここか?ここは、〝ジャフロリア〟だよ」


「そうなんですか!!何かカッコ良い名前~!!」


「そうか?(笑)あ・・・そうそう・・・」


「ん?」






「俺と喋る時は、敬語じゃなくて良いから」


「え?本当に!?でも、何か、それって悪いような・・・4つも年上だし、ここのリーダーみたいだし・・・」


「良いんだよ!!気にすんなって!!俺、君の事が何か気に入ったから、距離、縮めたいんだよ!!」


「そうですか!!じゃあ、お言葉に甘えて!!」


「うん!!ってか、まだ堅いよ!!それと、これからは、呼び捨てで良いから!!」


「うん!分かった!ゼドル!!」


「おう!改めてよろしくな!ミリカ!!」

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