星ねこ鉄道の夜
あめのにわ
序
星ねこ鉄道、それは……
どこから来てどこへ行くのか
何日もかけて遠い大地をわたってゆく路線。
三人の乗客がいる。
トキ子は、星のかけらを探しているティーンエイジャーの女の子。
クリは、女の子の相棒のあたまのよい猫。
探偵さんは、サングラスをかけた私立探偵の青年。
三人はみちづれである。
星ねこ鉄道に乗って、ずっと旅を続けている。
どこに向かって?
「星のかけら」が見つかる場所まで。
ずいぶん茫漠とした話に思えるだろうか?
そうかもしれない。
しかしそうだと言うならば、
あなたはなにを探して生きているのだろうか?
そこには、確実なものが存在するといえるのか?
かれらが探している「星のかけら」よりも?
ほんとうに?
この問いに、答えていただく必要は、いまはないだろう。
いまは、少しの間だけ、
かれらの出会ったいくつかのできごとについて、お話ししよう。
どうぞ、ページをおめくりください。
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