第24話.アーチフィスはクール?それとも、鈍感?

「でもな~、今日はもう、宿題、やっちゃったし、何しよ?


あ~、そうだ!アーチフィス、昨日、観た映画、どうだった?」


「・・・・・・昨日も申しました通り、良かったですが?」


「え?ホントにそれだけ?


〝主人公の女の人が可愛い〟とか、〝綺麗〟とか、


〝お相手の男の人がカッコ良い〟とか、〝感動した〟とか、


そういうのは、ないの?」


「う~ん。私が今まで観た事がない類いの映画でしたので、


自分にとって新鮮で、1つの文化としては良かったのですが、


私は、誰かに恋をした事がないので、恋愛というモノが


良く解らないんですよ」


「そっか。そういえば、アーチフィスは、


クールで、あんまり感情を出さないキャラだったな」


「はい」






その時、遊舞は、


(そうだ。そういえば、コイツは、


現実世界にやってきてから、漫画を読ませても、


映画を観させても、〝良い〟とは言っても、


〝面白い〟とは言わなかった。何でだろ?)と思った。






その後、2人は、色々と話をした。






そして、夜になって、寝た。






「アーチフィス、おやすみ」


「はい。おやすみなさい」






遊舞は、電気を消した。

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