第16話.ヒヤヒヤする朝ご飯

そして、遊舞は、遊舞の母に、


「お母さん、アーチフィスにも、


朝ご飯、出してあげてくれない?」と頼んだ。






「え~!もう!突然ね~!!仕方ないわね~!!まぁ、良いけど」


「ありがとう!!!」






その時、遊舞は、


(やっぱり、いつも、米も、どのおかずも、


一杯分くらいは、おかわりするくらいの量はあるから、


アーチフィスにも食べさせてあげられるんだ~!!!しかし、


さっすがお母さん!!!優しい)と思った。






その時、遊舞は、アーチフィスを見て、


(にしても、アーチフィスは、現実にやってきてからも、


ちゃんと自分で喋れるし、単純な動きは、僕が操作しなくても、


勝手に一人でする事が出来るし、今、確かめたけど、


こうやって、普通に、食べる事も出来るし、他の人から見ても、


現実の人間と全く変わんないな。まぁ、イギリス人だけど)と


思っていた。






アーチフィスは、その容器を見て、


「??これは・・・・・・」と言った。


それに対し、遊舞の父が


「どうした?ただのお茶碗だろ」と言う。


「いえ、私は、コレを実際に見るのは・・・・・・」と言い、


そこで遊舞が


(マズい!!!コイツ、何か変な事言いそうだ!!!)と思って、


アーチフィスの口を抑えた。






アーチフィスが


「んぐっ!!!」と言う。


遊舞は、慌てて、アーチフィスの口を遊舞自身の手で抑えながら、


「あ~、いや、何でもない!!!コイツ、ちょっと、


他人ン家で食べる事、慣れてないんだよ!!!


アハハハハ・・・・・・」と言って、何とかごまかした。






「フ~ッ!!!危ねぇ!!危ねぇ!!」






(ん~?何か変だな~)と、遊舞の父と母は思った。






そして、完食。






「ごちそうさまでした~!!!」と言った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る