第8話.楽しみだったはずの祝日

次の日の月曜日は、祝日で、遊舞は、家族で


テーマパークに遊びに行く予定だったのだが、


雨が凄く強かったので、予定を変更し、行かない事にした。






「クソ~!今日は、アレ、僕の大好きなゲームのイベントも


いっぱいあって、凄く楽しみにしてたのに!!」


母が「仕方ないわよ」と言った。


父は「また今度、必ず、行こうな」と言った。






遊舞は、悔しさのあまり、泣いてしまった。


宿題は、金曜日に終わらせてしまったし、外に出る事も難しく、


他にする事がなかったため、仕方なく、昨日、ラスボスを倒し、


クリアしてしまった「Limitless Chance!」を、またプレイした。






「よし。ストーリーモードは全部やっちゃったから、ヒマだけど、


フリー対戦モードで遊ぶか」と言って、遊んでいた。






遊舞は、色んなキャラを使って遊ぶ。






〝ガチャガチャガチャガチャ〟






そして、遊舞がそのゲームで1番好きな、


「とても頭が良い」という設定のキャラクター


「アーチフィス」を選んで戦おうとしたその時、


画面が急に真っ黒になり、ゲーム機やテレビの電源も切れた。






「え!?アレ!?おかしいな。今日は、確かに天気が悪いけど、


雷は落ちてないから、〝停電〟って事はなさそうだし」






その時、テレビが、まるでフラッシュのように、とても眩しく光った。






「うわぁぁぁぁぁっ!!!」

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