第6話.久しぶりの下校の帰宅後

家に着いた。






〝ガラガラガラガラ〟






「ただいま~」






遊舞の母親が遊舞に話しかける。






「お帰りなさい。どうだった?久しぶりの学校は?」


「ん?普通だったけど?」


「そう。じゃあ、まぁ、宿題やって、おやつ食べて。


晩ご飯の時間になったら、呼ぶから」


「は~い」






4時間後、19時30分頃、家族で晩ご飯を食べた。






親戚は、もう帰っている。






「いただきま~す!!!」


「え?今日はカレー!?」


「そうよ。遊舞、好きでしょ?!」


「うん。まぁ、好きだけど」






―一口食べてみる―






〝パク〟






「うんめぇ~!!!」


「良かった!!遊舞がそんなに喜んでくれて!!お母さん、


凄く作り甲斐があるわ!!!」






そんな会話をし、カレーを美味しく食べ、また数時間経ち、


21時30分頃に寝た。






電気を消して、暗くした寝室で一人、考え事をしていた。


「母さんは、カレーに限らず、どんな料理でも上手いけど、


いつかは、僕も、この家を出る事になるし、いつかは


食べられなくなっちゃうんだ。いや、この生活自体も、


当たり前じゃない。いつか終わっちゃうんだ」と。






そして、眠りについた。

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