ちいさなうさぎさんとぼく

うさぎさんよみまちがえる

相変わらず日光道中で、宇都宮から、日光宇都宮道路に入る。

「あ。とくじろー。」

「とくじろー。とくじろー。」

え？何が？

「あぁ。インターのことね。」

あ。看板見て言ったのか。うさぎさん漢字も読めて偉いね。

「かみさまだからね。」

「やっぱにいちゃんすげーな。」

お菓子食べる？

「たべるー。」

「にいちゃん。おとうとも。おとうとも。」

「運転手より先にうさぎさんにあげないでよ。」

そんなこんなで、しばらく進むと、

「あ。いましー。」

「いまし。いまし。」

「おにいちゃんイマイチでしょ！間違ってるよ。」

「いましー？」

「やっぱにいちゃんすげーな。」

間違ってるからね？？

「いまし？」

「にいちゃんはすごいんだぞ。やっぱにいちゃんすげーな。」

「うさぎさん間違ったまま覚えるよ！」

「いま…し？」

もう訂正きかなそう。。。

「そー言えばさっきも羽生をハブって言ってたし、館林をカンバヤシって言ってた。。。」

うさぎさん読み間違えてるよ。

「はぶ…いまし？」

「いまし。いまし。」

ハブからのイマシ！高等テクニックで読み間違えてる！！

「あのねー。うさぎさんねー。よみまちがえてないよ。かみさまだからね。」

「にいちゃんはよみまちがえてないんだぞ。よみまちがえってなに？」

どうやらうさぎさん達はイマイチよりイマシが好きみたいだね。。。