うさぎさんがっしんする

「こんにちは。」


はい、こんにちは。


「こんにちは。」

「…」

「こんにちは。」

「…」

「こんにちは。こんにちは。」

「…はい、こんにちは。」

「あのねー。あいさつはねー。だいじなんだよ。」

「おとうとはしってるぞ。ふくかみさまだからね。」


彼女がうさぎさんにあいさつを返すまで、うさぎさんはあいさつし続ける。


「えーとねー。みてみてー。」


ん?


「うさぎさんふぉーめーしょん。」

「とぅー。」

「がっしん。うさぎさんうさぎさん。」


んん??


「あのねー。うさぎさんのうえにねー。おとうとががっしんするの。」

「すごいんだぞ。つよいんだぞ。かみさまだからね。」


あぁ。[合神]ね!おにいちゃんがおとうとくんを背中に乗せてるだけかと思った。


「このねー。じょうたいだとねー。さんだーぼるとがねー。つかえるんだよ。」

「おしごとするよ。どーん。どーん。」


うわぁ!夏なのに静電気!?サンダーボルトって何よ!?!?


「おとうとがねー。おしごとしたよ。」

「いるいぱちぱちにできるんだぞ。すごいんだぞ。ふくかみさまだからね。」


衣類パッチパチじゃないか!昔プラスチックの下敷きで服こすって遊んだみたいになってるし。。。


「すごいー?」

「やっぱにいちゃんすげーな。」


いやいやお仕事したのはおとうとくんでしょ。


「おとうとのしごとはぜんぶにいちゃんのてがらなんだぞ。」

「こーじえ「ですからそんな辞典はありません。」」


また好事園…それでいいのかおとうとよ。


「にいちゃんのいうことはぜったいなんだぞ。」

「かみさまだからね。」


そんな神様と副神様の関係なのであった。

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