◆7章:どのくらいの共通点があればいいの?◆

7.1:どのくらいの共通点があれば良いのか?

 本旨では、キャラクターの【関係性の可視化】、【グループ化(チャンク化)】の重要性を口が酸っぱくなるほど述べてきました。


 しかし、だとしたら、とある疑問が浮かぶのではないでしょうか?


【疑問1】

 関係性の可視化は、どのくらい行えばいいのか?


 あるいは、


【疑問2】

 同じチーム内のキャラクターのデザインは、どのくらいの共通点を持てばいいのか?


 当然、ある程度、チームのメンバーには共通の特徴を持たせるべきでしょう。

 さもなければ、グループとして視認できません。


 しかし、あまりにキャラが似かよりすぎているのも、問題です。

 ひとりひとりが、没個性的になってしまいます。


 適切な、サジ加減の指標が、欲しい所です。


 結論から述べますと、


 【最低、ユニークな共通の属性が2か所、理想は3か所以上】


 であろうと、経験上から、私は考えています。

 その理由に触れる前に、まずは著名IPの例として、もはや本書では定番の『艦隊これくしょん(以下:艦これ)』のケースを、分析していきたいと思います。

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